内容説明
「四の字固め」はできません。 「過去の精算」もできません。ことばの最前線で奮闘する現役校閲者が「本音」で語る、間違いやすい日本語実例集! オモシロおかしい「他山の石」が満載! 名門校に席はおけません/あまりおめでたくない鯛の御頭付き/「エノケソ」とは何か/喝は入れられるか/無知な者ほど面の皮が厚い?/抱擁力はセクハラのもと/ウワキショウは病気か?/短足は劣性遺伝か?/ハードルは高くない……etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
38
校正というより校閲の話。間違えやすい例には同音異義語が多いのだが、意味が接近していると、ついつい迷ったり、ノリで書いてしまったりしがち。ある程度文章を読みこなしていないと何となくの違和感さえ感じられなくなるのかもしれない。言葉は生きものだから、今は間違いであっても、大多数の人が使うようになれば、そっちが標準に切り替わってく場合もあるだろう。その途上にある場合、誤りとみなすか、許容範囲とするか、難しいところだろう。どうしても迷ったら、辞書にあたって本来の意味内容を調べて使い分けの規準を知るのが近道のようだ。2026/05/16
harupon
20
間違い探し、面白かったです。自分の間違いにも気づかされました。項目ごとに筆者が鵜さん・鷹さん・魚さん・猫さんと記されています。わかりやすく楽しい説明でさくさく読み進めました。扱いづらいテーマは座談会形式で、読んでいて面白い。「4の字固め」なのに「四の字固め」で通してしまったとか。「八の字髭」は、やっぱ漢数字じゃなきゃね。私、「丁字路」は「T字路」と思ってましたよ。甲乙丙まで知っていても「丁」は知らなかった。出産で使った「T字帯」は「丁字帯」。でも商品に「T字帯」表示ありますよ。とても勉強になりました。 2021/08/24
ジョン
18
普段何気なく読んでいる、もしくは読めてしまっている文章の漢字間違いについてのあれこれ。例えば「県で一番の名門校に席を置く」。読めるし意味も通じるが、この席というのは、実は籍が正しい。こんな感じで、読めてはいるが実は間違っている漢字について、詳細な説明あるいは成り立ちにまで踏み込み、徹底解説している。もしかしたら、俺がいままで書いてきた感想もどこかで漢字間違いがあるかもかも。2018/09/03
タツ フカガワ
14
「女優○○途中降番!?」の誤りとは……。クイズ感覚で読み始めたら、これが結構面白かった。例えば新劇場での初公演を杮(こけら)落しというが、てっきり果物の柿と思っていたら、こけら「杮」という固有の漢字があるのを知りました。また上記の「~降番」は「~降板」が正しく、本来は投手交代のとき使われる言葉で、板はマウンドのプレートのこと。ちなみに1977年発行の岩波国語辞典第二版に「降板」はありませんでしたが、91年三省堂新明解国語辞典第四版にはありました。言葉は生き物の証明ですね。2018/09/12
seraphim
13
日本語って難しい。2019/02/22
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