にっぽんの敗けっぷり――マッカーサーと安藤明

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にっぽんの敗けっぷり――マッカーサーと安藤明

  • 著者名:安藤眞吾【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 知玄舎(2018/08発売)
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  • ISBN:9784907875756

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内容説明

日本が世界大戦の敗戦を受け入れた昭和20(1945)年8月15日、日本を占領統治する連合国軍総司令部(GHQ)の総司令官マッカーサー元帥が無事に厚木に降り立ったのが8月30日。この歴史的表舞台の背後には、敗戦を受け入れない不穏な動きが渦巻いていた。その一触即発の混乱を抑えた、一人の男の驚くべき働きがあった。この男はさらに日本の運命を左右する、昭和天皇とマッカーサー元帥との会見の実現にも奔走した。さらには日本の経済復興のためにGHQとの間で暗躍し、そのために投獄の憂き目を見たが、その真相は伏されたままだった。本書は、敗戦後の日本を今日の繁栄に至る道筋を付けた、その男の偉大なる功績を明らかにする。その隠れた英雄の名は「安藤明」。歴史の裏舞台で、天皇を護持する国体を護り、GHQの要人やマッカーサー元帥と渡り合った、歴史の表舞台に登場しない豪傑。安藤明は、にっぽんの敗けっぷりの見事さを語るにかかせない、偉大なる日本人の一人だった。

目次

はしがき
第1章 運命の厚木事件
◎マッカーサーの賭け
◎緑十字の白い軍用機
◎厚木基地での反乱事件
◎クーデターの声明文
◎緊急命令
◎安藤の豪邸
◎小園司令罷免
◎厚木基地へ到着
◎小園の拘束
◎小園裁判
◎バトンタッチ
◎深夜の緊急会議
◎5百万円也
◎新明国上教会
◎緊急作業の見積書
◎厚木に集結
◎反乱軍
◎佐藤到着
◎作業開始
◎深夜の突貫工事
◎神風は吹く
◎厚木空神社
◎作業完了
◎先遣隊が無血で進駐
◎最後の感謝状
第2章 運命――奇縁の人
◎天皇国体護持
◎フィッシャー大尉
◎事業の支援者
◎高松宮
第3章 天皇とマッカーサーの会見
◎会見特使
◎会見実現
◎会見の真相
◎佐藤栄作元総理の証言
◎ワシントンとの抗争
◎天皇訴追の背景
第4章 大安クラブ
◎大安クラブ創設
◎クリスマス・パーティー
◎決死の談判
◎天皇国体の護持は……
◎マーク・ゲインの証言
◎高松宮邸への案内(安藤と会見した2日後)
第5章 マッカーサーの決断
◎天皇人間宣言
◎マッカーサーの極秘電報
◎マッカーサー憲法
◎極東国際軍事裁判
◎朝鮮戦争
◎警察予備隊(自衛隊)
◎講和条約
◎マッカーサー元帥解任
◎爆弾演説
◎マッカーサーの大戦経緯
◎マッカーサーの誤算
◎アインシュタインの予言
第6章 凋落
◎安藤逮捕
◎拷問
◎判決
◎獄中日記
◎面会人
◎その報酬
◎ウイロビー准将の謝辞
◎倒産、凋落
◎安藤の半生記
第7章 最期
◎天女
◎安藤の秘密とは
◎最期
あとがき