内容説明
窓際部署と名高い東京事務センター、通称「ジムセン」に飛ばされた泉直人。初日の仕事はアンケート集計という雑用で、社内の不平不満だらけの回答に辟易していたら――突然課長の霧崎が「特命だ!」と言い出して!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キキハル
12
なかなかしっかりしたお仕事小説でした。城東銀行のはぐれ者や窓際者が集まる事務センターのかなり個性的な面々が活躍します。何でも屋みたいに様々な仕事を引き受けながら、古い銀行体質で澱んだ空気に風穴を開ける。大きな組織の中で、自分を上手く活かせる人って本当は少ないのかもと思います。忌憚なく自分の意見が言えて、やりたい事が出来る。そんな会社は少ないのかしら。上司の無茶振りや無理な指示なんてどこにでもあることなのかしら。でもこんな部署があれば働く人も安心ですよね。それにしてもチャラそうに見える霧崎課長が素敵でした♡2018/08/11
チェス
6
スカッと、面白かった。図書館本2020/07/10
凍矢
5
主人公が左遷された先の配属部署のやる仕事が面白いと感じました。正直、羨ましい限りです。個性的なメンバーの中でも、やはり主人公の言葉が、印象を強く感じました。良いお仕事小説でした。2018/09/05
MAMI.
3
★★★☆☆2020/03/28
熱東風(あちこち)
3
中々に面白かった。/内容はよくあるテンプレ、勧善懲悪のお仕事小説だけど、キャラも個性豊かで、主人公も最初の落胆から立ち直って前向きに仕事を頑張る姿が好感を持てる。/余談だが、表紙のイラストに少し不満。瀬名司はイケメンという設定とイメージが違う。それと白河七海がいない。この二点。2018/09/18