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内容説明
本当に自分が老後に年金をもらえるのか。親に介護が必要になったら、行政は何をしてくれるのか。重い病気にかかったとき、どのくらい医療費がかかるのか。超高齢化時代のいま、将来の先行きがみえないため、誰もが社会保障に不安を感じている。さらに、その仕組みは複雑でわかりにくく、知らないことだらけ。そうした不安を解消すべく、年金、介護、医療だけでなく、労災や失業、もしものときの生活保護、子育て世代を支える仕組みなど、広範囲な社会保障を一冊まとめて解説する。
目次
序章 広がる貧困と生活不安
第1章 社会保障とは何か
第2章 年金
第3章 医療
第4章 介護
第5章 労災保険と雇用保険
第6章 子育て支援・保育と児童福祉
第7章 障害者福祉
第8章 貧困問題と生活保護
終章 岐路に立つ社会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
31
著書名どおり学生たちが学ぶうえでの社会保障入門となっている内容でした。しかしただの解説ではなく、国民の権利の視点から述べられており、簡単な今後の方向性などの提言も含め学ぶところが多かったです。特に財源論に対して消費税の逆進性や社会保険方式に傾く日本の社会保障のあり方に対して問題提起をされていることは重要だと思いました。日本の社会保障の公的責任は大きく後退しています。そうしたなかで求められるべき社会保障の姿を考えることができる内容だったと思います。2019/01/19
かんがく
11
年金、介護、障害者、保育、生活保護など章ごとに社会保障の歴史と現状を記述。やや羅列的で読みづらいし、ことあるごとに同じような筆者の主張が入ってくるのもあまりよくない。内容自体は初めて知ることが多く興味深かった。日本死ねや相模原の事件など、時事問題も多く触れられている。2018/10/30
koke
8
ざっと再読。日本では政府による再分配後にむしろ子どもの貧困率が高くなる、という事実には何度聞いてもげっそりさせられる。それでも革命を起こそうとしない私たちはそうとう病んでいる。2023/02/20
ヒナコ
7
年金、医療、介護、労災保険と雇用保険、子育て支援と児童福祉、障害者福祉、生活保護と、幅広く日本の社会保障システムが解説されている。新書ながらかなり本格的な制度の解説であり、これ一つで日本の社会保障システムが概観できるという優れたものになっている。また、各制度の変遷や、制度の欠点や具体的な改革案などもしっかり指摘されているので、そうとうに読み応えのある一冊になっている。→2021/02/19
okadaisuk8
2
右か左で言えば、かなり左……いくらなんでも、社保に求める基準が高すぎるのでは?と思う事も多々あるが、政権批判も含めて、あくまでファクトに基づいて展開されているので、自分なりに筆者に賛同できるか考えながら読むことは求められるが、とても勉強になる。2018/09/30
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