内容説明
広島のマツダスタジアムを設計した日本を代表する建築家による、こどもをのびのびと育てる「環境」のつくり方。戦後の路地裏からスマホAI時代までこどもを取り巻く環境や建築の変遷など、教育関係者から親・祖父母、子どもにかかわる全ての人に読んでほしい一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うわじまお
47
広島のマツダスタジアムを設計した日本を代表する環境建築家・仙田満氏による、こどもをのびのびと育てる「環境」のつくり方。戦後の路地裏からスマホAI時代までこどもを取り巻く環境や建築の変遷など、建築関係者、教育関係者、親・祖父母、子どもにかかわるすべての人に読んでほしい一冊です。2018/05/15
香菜子(かなこ・Kanako)
33
こどもを育む環境、蝕む環境。仙田満先生の著書。こどもたちを取り巻く成育環境は年々目まぐるしく変わっている。成育環境の一部は良い方向に変わっているけれど、成育環境の一部は悪い方向にも変わっている。良い環境は残して、悪い環境は変えていく、そうすることでこどもたちの成育にとってより良い環境を整えることが、社会全体を良くすることに直結するはず。2018/12/28
ちびたぬき
4
マツダズムズムスタジアムを設計した環境建築家の本です。こどもの生育環境に最適なデザインという視点は面白かった。こどもには読書体験や遊び体験が欠かせないのに、古くはテレビ、今はスマホにその活動を奪われている。でも本来こどもは遊びや本を求めている。どうすればこどもを蝕まず、育めるのかについての本。面白かった。2019/11/27
すのす
2
保育や子育て支援関連だが、子どもを取り巻く環境や建築の観点を新鮮に感じ、入手。この分野の第一人者たる仙田氏が、人生を振り返りながら、エッセイ風に論じている。濃厚こってりではなく淡々と、さまざまな切り口が出る。3つの間(遊びの時間、空間、仲間)、遊環構造、住宅建築と環境・行動様式、いじめは閉鎖空間の遊び仮説、8歳までの重要な時期に多様な体験を、地域活動のセンターとしての保育所、床の重要性、多孔構造、博物館や美術館と大型児童館の連携、子どもの貧困と生育環境、など印象に残った。ご自身の設計した施設紹介も良い。2020/05/16
まさこ
2
マツダスタジアムの設計もしていたとは!これまでの世代の共通認識そのままの内容で、積み上げてきた研究調査もあり、自分も肯定的に読める。自然体験、うんうん、プレイリーダー、そうだよね素晴らしい実践だよね。けれど、人と人とのつながり、人と空間とのつながりに大きな変化の時代を迎えている。悪いことばかりじゃなくて、未知の世界に進んでいくような。これまでの延長で考えるのは安心だけど、これからの世代はもう一つ別の次元でも考えなければ、本流が分からなくなるような気がする。2019/05/31
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