夏井いつきの「時鳥」の歳時記 見て感じて愉しむ夏の季語

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夏井いつきの「時鳥」の歳時記 見て感じて愉しむ夏の季語

  • 著者名:夏井いつき【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 世界文化社(2018/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784418182183

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内容説明

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夏の季語・時鳥をモチーフに、美しい写真と名句で展開する歳時記シリーズ第3巻。夏井先生の心に響いた作品を、有名句や一般の投句から厳選。夏の到来を告げ、恋を伝え、亡き人を偲ぶ鳥として和歌の時代から愛され、「テッペンカケタカ」「特許許可局」の聞きなしや渡り鳥と しての生態も俳句心をかき立てます。日本野鳥の会監修のサイエンスも読み応えあり。時鳥のさえずりの音源付(QRコードをスマホなどで読み取っていただく方法です)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

44
読み友さんが掲載されているという事で、じゃあ読まなくちゃ!となりました。ホトトギス、不如帰、杜鵑、時鳥、沓手鳥、霍公鳥……そして子規。古典で読み方のわからない鳥が出てきたらホトトギスと思え!と言う位愛されているホトトギス。でも、どうしてホトトギスなんだろう。あまり日常で見かけない鳥だけにまず疑問が先立ちました。最後まで読んでみて少しだけわかった気もします。近いけど、近すぎない。少しだけ神秘的。それから托卵の習性も今程悪い意味に撮られず、そうしないと未来を繋げない自分や何かと重ね合わせていたのではないかと。2018/11/24

うーちゃん

20
「水晶を夜切る谷や時鳥」泉鏡花 /「樹はしづか水面もしづか時鳥」募集特選句 /聞いた瞬間 頭の中に美しい映像が浮かぶような句、幻想の世界に誘ってくれるような句が好き。心が静かに穏やかになる。こういう涼のとりかたもありだな。自分では詠めもしないんだけど。今日(8/9)のプレバト!は夏の炎帝戦。たのしみたのしみ。2018/08/09

クラムボン

14
夏の季語「ホトトギス」。「雪月花」に比べると夏の代表としては心許ないが、夏井さんも「夏の巻」は少々考えての末に「時鳥」だと確信したそうだ。古来から時鳥が歌に詠まれ、語り継がれたことが大きいようだ。万葉集で最も多く詠まれた動物が時鳥。「古今・新古今」にも引き継がれている。恒例の専門家に聞くコーナーで日本野鳥の会の安西さんが個人的な思い出を語る。会長柳生博の息子柳生慎吾のこと。NHK「趣味の園芸」のナビ役だったが、声が出なくなり番組を降板、八ヶ岳の森近くに入院。筆談でのホトトギスの到来の会話が最期となった。 2023/08/06

山猫

12
雪、花に続く第三弾。ホトトギスには色々な漢字表記があるので、掲載作品を読むだけでも勉強した気になれる(笑)。 ただ、真砂女さんの句の解釈には異議あり。樫の木さんの句は悲し過ぎる。よくも気象、植物、動物、天体(予定)とバランスよく季語を選んだものだとも思う。この辺りがなっちゃん先生の非凡さなんだろうなぁ。相変わらず、作品に添えられている写真もいい。2018/06/15

Mimi Ichinohe

4
表題の季語の名句と美しい写真のコラボレーション企画第3弾。夏の「時鳥」。ほととぎすにはあまり興味がなかったので、はじめてyoutubeで鳴き声を聞いてみました。キュキャキュキュ鳴いてる鳥ね。夜も鳴くというのが特徴だそうだけど、聞き覚えがないのは地域性でしょうか。3月はうぐいす、4月はツバメ、5月にほととぎす。夏を知らせる「時鳥」。「水の根のひろがる夜の時鳥」夏井いつき。2020/05/26

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