内容説明
江戸・深川にある十六夜(いざよい)長屋に幼い娘と暮らす泥鰌(どじょう)獲りの甚六は、ある日大川で、傷つき倒れていた大男を助ける。男は記憶を無くし、素性がわからない。とんでもない怪力の持ち主で俊敏。でも臆病。そんな奇妙な男と長屋のみんなが馴染んできた頃、甚六たちは大家から善光寺参りに行かないかと誘われた。そこには正体不明の男をめぐる密かな企みが……。痛快時代小説。(解説:評論家 細谷正充)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お狸債
3
十六夜(いざよい)長屋に住む甚六が山さん(海野儀助、飯綱流格闘の継承者で狩人の頭領)を拾う。真田家の忍軍団も足軽として存在していたり、信州松代藩真田家家臣の原八郎五郎と恩田民親が出てきたり。大筋は山さんを中心に周囲の人々の市井物と伝記物の合作。<解説>で細谷正充さんがデヴュー二作目でこれだけ書ければ充分だと評価されている。程々に、面白いと思います。僕僕先生と比較するとやや見劣りはしますが。2018/09/15
はかせ
2
再販だったとはしりませなんだ。しかし10年前に伝奇小説と時代物にかけてうまくまぜあわせる力作を刊行されていたのかと感心することしきり。2018/11/05
だいゆー
2
(^^2018/08/06
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