内容説明
「雨が降ってきたから傘をさす」それくらいシンプルに考え、行動するための「小さな悟り方」――ふと、心が晴れる言葉に出会える本「小さな悟り」とは?余計な考え・迷い・情報を取り除いて、限りなくシンプルに考え、行動する――。そのために、ちょっとものの見方を変える。ちょっと発想を変える――。それが「小さな悟り」です。――著者◎まず、「無常」を深く受け入れる◎「しかたのないこと」に心を注がない◎幸せは「考える」ものではなく「感じる」もの◎何があっても「自分を嫌わない」◎仕事は「ご縁」にしたがうと必ず好転する◎人生も、命も、すべては「レンタル」困ったとき、悩んだとき、迷ったとき、ページをめくってみてください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
39
シンプルな99の言葉。小さなことに気がつくだけで幸福度があがる。「絶えず変化する出来事にいちいちとらわれて、あれこれ考え込むことなく、自然な流れのままに行動すること」が「小さな悟り」。今の世の中は。こうするべきだこっちがいいなどの情報がありすぎる。こういう情報を気にしてばかりいると、自分自身の価値観・判断力が鈍くなる。「無理に白黒つけない」「体をとことん、いたわる」「ご縁にしたがう」「上機嫌でいる」「色眼鏡を外す」「してあげたことはその場で忘れる」「自分を偽らない」…など。1語1ページで読みやすい。 2022/10/20
melon.。.:*♡
25
「考えすぎてしまう人」に読んでほしい。私も考えすぎてしまうタイプなので、この本のタイトルが気になって購入しました。人生に、人間関係に、仕事に、老いに、将来に迷ったら、この本を手にすることをオススメします。シンプルで、誰にでもできる「小さな悟り」が記載されています。今は、情報化社会。あっちがいい、こっちがいいと常に情報に流されてしまいがちです。自分自身の価値観や、判断力を強化するためにもこの「小さな悟り」を意識し、もっとシンプルに考え生きられたら幸せを感じる時間も増えるように思います✨2024/06/24
かいてぃ〜
25
読んでいて心が緩む感じがします。無理に白黒つけようとしない、成功でも失敗でも過去に囚われず、「いまできること」に集中することは大切。先を読むことが必要な場合もあるが、それは「先を読む目的は心配することではなく、いまの行動を決めること」と、「いま」を引きつけることというのは勉強になりました。心配事の9割は起こらないとも言われますし。2018/08/06
チャー
19
住職である著者が日頃の生活を楽にする考え方を綴った本。プレッシャーややるべきことなど追われる日々にあくせくする状態を見直し、心持を軽くする言葉が多く記されている。現代人は何かにつけ考えすぎる傾向にあるという指摘はなるほどと納得。特に悪いことについては、結果が出る前からあれこれ想像し悲観的になることも多い。やれることはやっておくというある程度の備えや準備は必要だが、どうしよもないことは考えても時間と労力がもったいない。不幸はあって当たり前という心構えは、良くない出来事への耐性として役に立つと感じた。2025/07/01
haruka
18
仏教の教え。余計な考え・迷い・情報を取り除いて、人生や生活の本質を直視してシンプルに行動しましょうと。人生をやたらに大げさに捉えて自分は何をすべき人間か、どうしたら後悔しないかなどと考えすぎないで下さい、迷ったらどっちを選んでもいいですと。"自分探しはやめて下さい、「発見した」というニュースはとんと聞きません" 仏教って共感できる教えが多い。資本主義の情報化社会で見直されているのが分かる。「何か」を追い求めることに疲れているから?私にとっては幸福は相対的なものではないことを思い出させてくれるから。2023/01/18