内容説明
新聞の投稿欄に掲載後、ネット上で約19万人がシェアした大反響の詩「七日間」と、愛をつむぎ続けた夫婦の感動物語。
「大切なことを思い出しました」
「妻の笑顔が愛おしくなった」
「もっと家族の会話を増やそうと思う」
「これはみんなの物語です」
「夫婦の絆を教えられました」
「本当に大切なことって日々の中にある」
「当たり前のことを大事にします」
共感のメッセージが全国から続々と寄せられています。
2018年1月19日に「がん」で他界した宮本容子さん(享年70歳)が残した一編の詩「七日間」。
もし、神様が七日間の元気な時間をくれたなら、やってみたいこと……
そこに書かれていたのは、手作りの料理や裁縫、お片づけ、ドライブ、家族の誕生会、女子会、そして夫との静かな時間など、日常のごく当たり前のことばかりでした。
なぜ、このような詩が生まれたのか?
18歳で出会ってから52年間も寄り添い続け、小さな幸せを積み重ねてきた夫婦だからこそ書き合えた「二人の物語」には、詩「七日間」が生まれた背景が書かれています。
本書では、詩「七日間」の全文と、夫婦が歩いてきた道のりをまとめています。
この物語を、あなたは誰に届けますか?
(本の内容)
・詩「七日間」
・「七日間」ができあがるまで
・二人の物語
・夫婦について
・最後の返信(あとがきに代えて)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
103
4年前朝日新聞の投稿欄「声」に載ったとき大泣きした覚えがある。そこに大学時代に出会い恋をし結婚、二児をもうけというふたりの物語そしてガン告知から余命宣告闘病生活が加わる。ふたりの思いが痛いほど伝わってくる。自分が神様から最期の自由(身体、精神)な7日間が貰えたなら…と考えてしまう。身の回りの整理に大半使ってしまうのだろうが、家族の顔を見て笑いあい、そして最後の日には今は空気のような夫と思い出話をするのかな。今、この時を…かけがえのない人たちを大切にしたいと思った。2022/05/16
けんとまん1007
58
自分自身に重なる部分もある。1日1日を大切に過ごしていきたいと、ますます思うようになった。人は、思う人、思いを寄せてくれる人がいるからこそ、生きていけるのだと思う。2020/09/21
うっちー
56
私もテレビで知りました。出会いの頃の出来事を私はあまり鮮明に思い出せません2019/11/27
ann
53
容子さんの終末の希望は私と同じだ。肉親だけの参列。通夜なしの一日だけの葬儀。違うのは愛した人がそばに居ないこと。私の損失に慟哭してくれる存在は居ないこと。2019/01/27
b☆h
37
読み始めから涙が溢れた。家族が癌に侵され、闘病の末に亡くなるのは、誰にでも起こりうることだと思う。私自身も祖父母や伯母が癌に罹っていることもあり、癌家系だと思ってる。亡くなった容子さんは70代で、そこまで早逝ではない。それでも涙が止まらないのは、孫が中高生になる今でもお互いを慈しみ合う夫婦の姿に感動したからだ。これがフィクションじゃないなんて、本当に素晴らしいことだと思う。愛情と信頼が溢れた作品だった。2022/04/24
-
- 電子書籍
- スクール=パラベラム 3~若き天才たち…
-
- 電子書籍
- スルースキル - “あえて鈍感”になっ…
-
- 電子書籍
- せんせい、まちがってます。 MF文庫J
-
- 電子書籍
- キス、絶交、キスボクらの場合(1) フ…