ちくまプリマー新書<br> ソーシャルワーカーという仕事

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ちくまプリマー新書
ソーシャルワーカーという仕事

  • 著者名:宮本節子【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2018/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480688941

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内容説明

ソーシャルワーカーは、社会の中の居場所を見失った人を、支え育てて、暮らしてゆく環境を整える仕事。困っている事情、家族関係や社会関係は多岐にわたるので、具体的な行動はさまざまですが、でも大切なことはひとつです。今後ますます必要とされるこの仕事に、ほんとうに大切なこと、教えます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

94
ソーシャルワーカーは「この社会で生きていく中である種の生きづらさに遭遇してそれを緩和したい、よりよく生きていきたいと」願う人を“手助け”する職業です。著者はまだその技法も確立されていない1970年代、80年代からソーシャルワーカーとして現場を駆けずり回り、その後、約15年間に亘って学校等で後進の育成に携わった人です。彼女に影響を受けた多くのソーシャルワーカーが現在、様々な福祉現場で懸命に仕事をしています。そんな著者のソーシャルワーカーのエッセンスをわかり易くまとめたのが本書。入門書として最適な良書です。2014/07/30

ふぅわん

65
【人は実に千差万別に生きています】福祉ワーカー経験の著者。簡潔に記載されている。ソーシャルワーカー職はとても多岐に渡る。生身の人の人生を対象とし寄り添い、人権尊厳、突き放す時もある。たった数時間の出会いで他者の人生に深く関わる。残念ながら介入し喜びに繋がることは少なく喜びは滅多にない、だから、やりがいがないのではなく、克服した困難が大きいからこそ、やりがいのある仕事と思える。社会の極めつきの矛盾と遭遇する、普通がわからなくなる。矛盾に介入し経験値は高まる、矛盾に介入できるなら自分の判断を信じて進めばいい。2019/04/20

kinkin

59
ソーシャルワーカーという仕事があるのは知っていても具体的にどんな仕事なのかを知りたくて読んだ。ソーシャルワーカーが対象にしている人のこと、仕事の内容がわかりやすく具体例をまじえて書かれていた。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の一節はソーシャルワーカーの真髄を表しているということ、ソーシャルワーカーが相手を動かす要件には三つあり、それは社会福祉知識、二つ目はソーシャルワークの技術、そして困った状況に対するやさしい心だということ。これを「温かい心と怜俐(れいり)な頭脳」というそうだ。そう今の日本はこれが大事なんだ。2015/05/14

ころりんぱ

58
ソーシャルワーカーというお仕事がどんなものか、とてもわかりやすく書かれていました。人に寄り添う、尊い仕事…その仕事内容は多岐に渡りかなりハードです。温かい心と怜悧な頭脳が必要と言われているというのが心に残りました。自分と対極の感性の人を尊敬できるか?というのも必要な資質らしいのですが、どんな相手の中にも、輝きを見つけるっていうのは、簡単ではないけれど、社会で生きていく上で人として、自分も身につけたいスキルです。自分の物差しでしか人を見ることができないならば、物差しは沢山持っていたい…そう思いました。2014/04/14

こばまり

54
図書館のYA棚で見つけたお仕事指南本。対象は高校生か。分かりやすい。ソーシャルアクションについて知りたかったのだがその辺りの記述は控えめ。2018/10/11

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