内容説明
日本最古の歴史書でありながら、文学的にも高く評価され、日本神話を伝える文献としても重宝される古事記。今一度「歴史書」という観点に立ち返り、史実と照らし合わせながら丁寧に読むことで見えてくるたくさんの可能性があった――。 ・「あめつちの初めの時」は天地創造の話ではなかった ・言葉を話す兎やワニ……現実離れの物語はなぜ必要だったのか? ・天武天皇の思惑と誤算とは?古事記を読み解くと、古代日本の情景が生き生きと浮かび上がってくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
俊介
3
たまたま図書館に入ってきたので読んでみたけど当たりだった。まず著者の経歴が面白い。元々大手電機メーカーの社員で、恐らく引退してから独自に古事記の研究を進め本書を出版することになったのだろう。内容としては、天地開闢から神武東征までの古事記のエピソードを丁寧に追い、一つ一つのエピソードを史実に基づいたものだという前提のもと、その史実とは何であったかを読み解く。ミステリー小説さながらに、疑問点を著者なりの視点で解決していくのだが、それがとても軽快で飽きさせない。専門家顔負けの一書だ。2019/05/28
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