内容説明
昭和四十九年(一九七四)八月三十日、金曜日、午後零時四十五分。 「東アジア反日武装戦線『狼』」と名乗る赤軍派が東京・丸の内の三菱重工ビルを爆破。日本最大の無差別爆弾テロ。死者八名、重軽傷者三八五名。現場に遭遇した元三菱重工社員の著者が、事件を克明に描き出したノンフィクション小説であり、事件で命を落とした同僚におくるレクイエム。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mj
6
門田ちゃんのは警察目線での連続爆破テロ事件。福井ちゃんのは新聞記者目線。そしてこの宗像ちゃんのは、三菱重工本社ビル内で被害にあわれた方目線。2024/02/27
CD
1
かつて「爆風」という名前で発行されていたらしい本の再発行版 1974年に極左暴力集団によって三菱重工本社が爆破された史実をもとにした小説 爆破前後のリアルな人間模様と現場の様子が記録されている 今でこそ、技術力不足と不祥事のオンパレードで恥ずかしいイメージの三菱グループだが、さすがにこの時代の三菱は気骨のある一流の人材がそろっていたのだと感じる 警察や消防の活躍も素晴らしい 今の時代同じことが起こってもこれより高いレベルで対応できるのだろうか2021/09/12
ロバーツ
0
命を軽々しく弄ぶ赤軍派は許さない。2023/12/07
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