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内容説明
物流を制するものがビジネスを制する時代! あの企業の強さの秘密はロジスティクスにあった! ネット通販の急拡大、深刻なドライバー不足、輸送コストの上昇……。物流“危機”が叫ばれる昨今、多くの企業がこの問題に頭を悩ませている。しかし一方で、独自の「物流戦略」をもとに圧倒的な競争力を生み出している企業もある。そこで物流の最新事情に精通する著者が、ZARA、DHLの知られざる物流戦略を海外現地取材。またアマゾン、ニトリ、アイリスオーヤマなどの事例も紹介する。あなたの会社を「物流で勝つ会社」にするヒント満載! 「日本では、まだまだ暗黒大陸の物流ですが、特に優秀なやり手の人たちが『物流が肝だ』ということを理解し始めています。では、物流の専門家ではない人は、どうやって自社の物流戦略を立案していけばいいのでしょうか。そのための有効なフレームワーク『物流戦略の4C』を本書の『終章』で紹介しますが、圧倒的な競争力を生み出している『すごい物流戦略』の具体的事例を知っておくことも重要です」(──本書「序章」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
60
物販企業は必ずロジスティックは必要です。ここに登場する企業はそれぞれの明確な戦略と即実行するトップの判断があり、その詳細が解説されています。しかし、私は巨額の投資で既存のインフラを破壊と創造で伸びて行くこの新しい物流に対して既存の古い日本型企業、並びに変化を恐れる中小企業の競争力が下がり衰退して行く未来が見えます。資本主義である以上仕方がないですが悲しく思います。本書の発行が2018年8月で現在2022年2月で3年半経過した現在は更に進んでいるでしょう。個人消費に対しては便利になり続けていく事は嬉しいな。2022/02/13
ホークス
35
仕事の本。発展する為には改革し続けるしか無い。本当の競争は、どれだけ改革に直向きかという事だ。多くの企業や自治体は努力を口にしながら、実際は内向き、自己満足、成り行き任せで、ツケはお客が払う。この負担に向き合う誠実さには金儲け以上の価値がある。物流戦略は二つで、一つはハード面の矛盾を発想力で何とかする事。もう一つはサプライチェーン改革で、儲かる流れ作りに開発も営業も生産も組み込んでしまう事だ。しかしアマゾン等の人力で自宅に届けさせるサービスは、日本の衰退に従って金持ち用になるのが道理と思えてならない。2018/08/28
James Hayashi
28
イーロジット代表取締役兼チーフコンサルタント、18年著。幾つかの企業の物流戦略を解説。Amazon、ニトリ、アイリスオーヤマ、ZARA、DHL。コスト削減はもちろんだが、顧客の要望を見極め、製造につなげ、いかに早く顧客へ届けるか。圧倒的な在庫を誇るAmazonのような企業もあれば、ニトリは在庫回転数でスピーディ。成功している企業のノウハウを知る。最新の物流センターは通路も無くし、上部からロボットにて集荷は見事(ニトリ)。Amazon Goも初期費用は意外と低いらしく人件費が浮く分すぐ回収できるのだろう。2019/09/03
mazda
26
今や物流語らずして、商売は語れません。アマゾンはもちろんですが、ニトリ、アイリスオオヤマ、ZARAなど、一見物流とは関係なさそうな会社も、物流に大きなコストをかけています。ニトリは、倉庫に人が全くいない完全オートメーション化をしているし、アイリスオオヤマは自らが問屋システムを持つことに力を入れているし、ZARAは出荷指示から48時間以内に商品を届けることを達成しています。最近のアメリカ人は、シリアルを作ることすら面倒なんだとか。皿を洗うことすら面倒だと感じている消費者がいれば、商売になると思いませんか?2019/05/07
tolucky1962
9
通販以降物流が企業経営の重要な位置づけに。本書はアマゾン、ニトリ、アイリスオーヤマ、ZARA、DHLなど視察調査から具体例を詳しく伝える。通信と物流の融合がイノベーションを起こす。必ず必要なお客様に商品を届ける過程を単なるコストではなく、いかに付加価値をつけるか。商品を知る・調べる・買う・届ける、実店舗・PC・スマホ・TVなど自由に組み合わせるという、6章で示すオムニチャネルの考え方。コンビニ受け取り、宅配ロッカーからドローンまで様々な工夫が試行されている。今後さらに大きく進歩しそうな分野だ。 2018/07/28
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