内容説明
武田、アステラス、第一三共、ファイザー…ブロックバスターをいかに守ったのか。 1500件以上の特許情報を分析した著者が初めて明かす<各社の戦略>とは。 このレポートに学ばずして、<創薬>に未来はない。 ブロックバスターをいかに守るか。1500件以上の特許情報を分析し、先発医薬品企業によるジェネリック参入阻止戦略の実態を示した渾身のレポート。初めて明らかにされる各社の戦略とは。関係者必読の一冊!
目次
第1章 序論
第2章 苦境に立つ先発医薬品企業
2.1 新医薬品とジェネリック医薬品
2.2 リスクの大きい医薬品の研究開発
2.3 莫大な利益を生むブロックバスター
2.4 ジェネリック医薬品の躍進
2.5 ジェネリック医薬品参入のインパクト
第3章 ジェネリック医薬品の参入を阻む壁
3.1 医薬品ライフサイクルマネジメント
3.2 特許権による参入障壁
3.3 再審査期間による市場独占
3.4 薬事承認に基づく特許期間の延長
3.5 医薬品ライフサイクルマネジメントのケーススタディ
第4章 ジェネリック対抗戦略の実態
4.1 米国市場におけるジェネリック対抗戦略
4.2 ジェネリック対抗戦略の日米の相違
4.3 ブロックバスターのジェネリック対抗戦略
4.4 メガファーマによるジェネリック対抗戦略
4.5 多様化するジェネリック対抗戦略
第5章 ジェネリック対抗戦略の今後の展望
5.1 バイオ医薬品のジェネリック対抗戦略
5.2 「ジェネリック and ブロックバスター」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kitten
9
図書館本。医療経済に関する学術書。 先発医薬品メーカーがいかにして特許を伸ばすかという 戦略についての話。結論らしきものはない。(苦笑) どうせなら、いきなり薬価下げたオプシーボに関する話とか やってくれればよかったのに。時期的に無理だったのかな。 オーソライズドジェネリックに関しても、大した話はなし。 どちらかというと、研究発表をまとめた本、かな。 図書館で見つけなければ絶対に読まない本だった。2017/07/24
kitten
7
タイトルだけ見て借りてみたが、登録する段階で再読であることに気づいた。確かに、読んだことある気はしたんだよね。少し前の本なので、今はまた変わってるかも知れない。長期収載品の選定療養が始まって、また市場環境が変わる。長期収載の先発はほとんど売れなくなるのでは。2024/10/09
Akio Kudo
1
専門家のための本のため、非常に難しい。ただブロックバスターと呼ばれるぐらいのヒット薬剤を作っても、ゾロ薬に利益を取られる。しかも、国や消費者もジェネリックを、使いたがる。そこでどうするか。製薬会社の悩みどころではある。2017/09/20
Masato Nakanishi
0
扱われているデータがちょっと古いのが残念。基本的な説明は何も知らない人には良いと思う。2017/09/17
も
0
医薬品の特許戦略に興味があり電子書籍で購入。医薬品業界の説明も豊富で専門じゃなくても分かりやすい! 📝「新医薬品とは」、医薬品ライフサイクルマネジメントの主な手法、先発医薬品企業の強み、特許権設定登録と薬事承認のタイミング、オーソライズドジェネリック2025/10/05
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