内容説明
月刊ムーに投稿された読者の恐怖体験談を厳選収録。選者は気鋭の怪談師・吉田悠軌。80年代初期から2000年代まで、実話怪談の歴史を追うような体験へ誘う。30数年にわたって投稿を選集している伝説の怪談ライターへのインタビューも収録した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シン
29
★★★☆☆ 子どもの頃に読んでいた雑誌『ムー』の実話怪談選集。 昔は恐かったが今読むとさほどでもない。 何か少し哀しい。 お気に入りの話は、 「首をつきだすモノ」 「いぬ」 「やっと来たわね」 選者のコメントがなかなかに楽しい。2018/09/05
mariann
24
不思議系月刊誌、ムーに投稿された怪奇体験のコーナーより抜粋した作品集。始まりは1980年代から最新の2000年代まで。時代を感じさせる話からゾクっとする話まで盛りだくさん。最後に監修の吉田氏が書評を入れているのもより面白く読めた。2024/03/07
かおりんご
23
ホラー。これまでオカルト情報誌「ムー」に投稿された、読者からの不思議体験の中から、吉田会長が選び抜いた作品が掲載。何故これを選んだのかの理由もあり、面白い。2021/03/28
澤水月
23
読者体験投稿コーナー創設から今まで変わらず1人が担当していた! その担当者インタがとにかく興味深い。あまりなトンデモ、呪詛・霊能者本人の談は宣伝利用の恐れありと載せない姿勢評価したい、だから95年オウムショックを乗り越えたのかと得心。何と学研印で?刑務所でも読まれ元受刑者らからも貴重な投稿あるとし本書にも一編。マジシャンと腹話術師が遭った話など体験そのものよりシチュエーションにやられた。数十年前まで今では事案になる動物虐待も普通にあったことなど貴重な稗史2018/08/18
qoop
12
雑誌ムーに寄せられた読者投稿を選りすぐった一冊。数十年間の選抜だけあってさすがに読ませる怪談多し。年代ごとの特徴も説明されてはいるものの、編者の視点が入ることでそれも薄まっている印象。そのぶん一冊通して濃淡なく楽しめた感がある。ただ2000年代に入って文末の定型が増えたのは何に由来するのか気になった。それにしても、本誌でのコーナー担当/選者が代替わりしておらず、一人の仕事というのは面白い。そんな選者へのインタビューも興味深かった。2018/07/27
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