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内容説明
6422万人の入場者を集め、目に見える形で日本を変えた70年大阪万博の成功までの舞台裏を、その総合プロデューサーであった著者が初めて一冊の本として明かす! 万国博とは何か? 大阪万博(70年)、セビリア万博(92年)、上海万博(2010年)を通して見えたものとは? 2025年、日本で再び万国博を行う意義は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
templecity
8
先日亡くなった堺屋太一であるが、大阪万博を仕切ったのは小さいころから博覧会好きで過去の万博の効用なども良く理解していたから役所の上司から反対されても万博推進を唱え続けた。一般万博は実に前回の万博以来なのだ。万博の公式の開催周期は決まってはいない。岡本太郎も当時は無名であったが堺屋が呼び込んだ。お祭り広場の屋根に穴をあけて建てたのも丹下健三と激論してあのような形に落ち着いた。モノレールや動く歩道など先端のものがあったのを目にできたのは懐かしい。 2019/03/13
makimakimasa
3
2018年7月に本書刊行、11月に2025大阪万博決定、翌年2月に著者永眠。著者の博覧会好きは幼少期、地元大阪で見た復興大博覧会が縁。万博は1851ロンドンに始まり、1889パリではエッフェル塔が建ち、1900パリでは余興で五輪が行われたが、金銀銅メダルの授与は元々万博が先だったらしい。1970大阪では、三里塚闘争を反面教師に千里丘陵の土地買収をした、丹下健三と岡本太郎が大喧嘩したなど、面白話豊富。その後の1992セビリヤ(現地に家購入)や2010上海(天安門事件で一旦立消え)にも大いに関わっていた様だ。2019/08/09
taco
2
オリンピックが、万博の余興だったなど、様々な発見がありました。 2025年、日本に、大阪・関西に万博をもう一度!2018/09/08
tacacuro
1
故人を偲んで。堺屋氏といえば「アイディアマン」だとよく言われるが、本書を読むと、むしろ行動力、実現力、そして執念の人だと思う。アイディアを実行に移すとき、壁にぶち当たれば乗り越え、道がなければこじ開けてそれを拡げ、また、理解のない上司からの圧力を跳ね返しながら、結果を出してきた。そして事前の綿密な調査。堺屋氏にはなれなくても、倣うべきところだらけだ。2019/02/15
きゃθ
0
万博研究会用読書① 『生涯の思い出になる仕事』かどうかって、重視する人多いんだろうか…。2021/05/06