光文社文庫<br> 餓狼の弾痕

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光文社文庫
餓狼の弾痕

  • 著者名:大藪春彦
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 光文社(2018/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334765071

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内容説明

あくどく裏金を貯め込む権力者たちから汚れた金を奪い取る秘密組織「オペレーション・ヴァルチュアー」。尋問及び処刑部のエース・世見月明は、目的のためには手段を選ばない冷酷非情な男だ。鍛え上げられた肉体を駆使し、今日も薄汚い欲にまみれた男たちを徹底的に嬲り、脅し、すべてを巻き上げてゆく。強欲に私腹を肥やす巨悪を狩る、痛快ハード・アクション!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

19
思い出した奇書 コピペ内容を繰り返すふざけた内容だがこれを出版してしまう著者と編集のパワーバランスの奇跡。

浅木原

11
ヤバい。どう考えても通常の小説の文脈で評価するものではないんだけど、しかしこの同じ展開、同じ描写が固有名詞だけ変えてひたすら繰り返されることが生むトリップ感がちょっとヤバいぐらい気持ち良い。一番ヤバいのはどれだけ読んでもこの同じ描写のループに文学的実験とかトリップできる幻想小説を書こうとかいう作者の作為が全く感じられないところで、だからこそ、上手い作家の優れた小説では決して味わえない、しかしただヘタな小説にもありえない、あまりにもチープな、しかし〝ホンモノ〟のヤバさに頭がクラクラしてくる。ヤバい。2019/05/10

西澤 隆

7
お仕事ってのは決められたことを毎回愚直にやるものだ。薬莢は拾え。爆弾は埋め込め。登場人物がやることも、書き手の描写も、毎回愚直に同じ事が繰り返される。ただ終盤に向かうに従って段々書き手の方は手抜きが出てくるけれど(笑)。ある意味、水戸黄門ってワンクールこんなだよな。だとすればこの小説が週刊誌などで粛正の一ヶ所が一本として書かれたのではなく、月刊誌に三回に分けて書かれたということには驚く。一冊読むのも、連載一回分読むのも同じ感想が持てるんじゃないか。というわけで全10巻でも連載一回分でも無問題。そんなお話し2019/10/24

hirokazu

7
あの世紀の怪作、再文庫化!!!!!!!いや、これはすごいですよ。図書館で借りて読んだ後、あまりにトンデモな出来に感動して、その日のうちに本屋に買いに走った本は、生涯この一冊だけです。2012/12/17

bluemint

6
ずっと以前にウワサを聞いて購入したもの。本好きなら持っている価値はあると思う。読む価値はないけどね。友人が来たら見せびらかして自慢するのが良い使用方法。どうしても永久保存したく、もう一冊購入して自炊した。まともな読書人は絶対読んではいけません。2017/09/27

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