内容説明
父親の罪のせいで、後ろ指を差されながらも遺跡探索人として強く生きてきたセラ。そんな彼女のもとに遊び人と悪評高い、コルテス商会の次男坊、エレミオが訪ねてくる。――海竜の島に一緒に行ってほしい。竜の末裔である彼は、夢で誰かに“海竜の島に来い”と呼ばれ、その島の歴史の第一人者であるセラのもとへやって来たのだ。彼と度々ぶつかり合いつつも、旅をともにするうちに、なぜか国家間の戦争に巻き込まれていって――神秘の島と二つの大国をめぐるヒストリカル風ファンタジー！ ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
1
主人公・セラは有能で一人で生きていける女性なのに、実は平凡で誰かのおかみさんになって子供に囲まれて・・・という夢を持っている。よくあるファンタジーでは、そういうことを嫌って飛び出す女の子が多いのに逆だった。その点が面白いと思った。 気楽に楽しめる本が読みたいと思って選んだラノベファンタジー。思っていたとおりだったので満足です。この作者の他の作品も読んでみたくなった。2015/01/26
フキノトウ
1
うーん、、、面白かったけど、なんだか、ごちゃごちゃした印象でした。期待したよりは、甘さ控えめ。でも、笠井先生のイラストは麗しい！！2013/05/06
砂月周
0
一つの歴史の終わりにホロリ。島を出た子孫が長い時間をかけて島に戻って来たことに、時の巡り会わせを感じました。アリアドナに「元をたどれば同じところに行きつく」と血縁関係の事を言ったのに、ラスト付近で「お二人もだなんて聞いてない」と口にしていたエレミオに突っ込みたい。2015/01/26
サティーシャ
0
遺跡探索人のセラ 大商人の次男坊に海竜の島に一緒に行ってほしいと言われ一緒に旅する。海賊に襲われたり 国家の争いにも巻き込まれ・・・主人公が自立した強い女性なのがいいね。2014/06/26
安部農丸
0
81ｐの誤植が気になったな2013/08/05
