内容説明
20代、30代、40代……と歳を重ねてきて、これまでとは違うからだや人付き合い(親子関係も)や自分自身の心のありようなどについて悩むことが多くなってきます。著者はこの世代の先輩として、自分の体験や変化を書き、大人世代の女性の共感を得ています。20代、30代、40代……と歳を重ねてきて、これまでとは違うからだや人付き合い(親子関係も)や自分自身の心のありようなどについて悩むことが多くなってきます。
目次
第1章 おしゃれの土台
人生とともに歩む、パールという伴走者
和籠を愛する
秘密の香り
日傘とハンカチーフ……
第2章 心とからだの土台
愛を受け取る
正しく立ち、きれいに歩く
笑顔じゃなくても
まめに憩う……
第3章 未来への土台
わたしって子離れできていなかったの!?
写真集「ひろしま」をひもといて
心が震えた言葉
40代は人生の土台をつくるとき……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
assam2005
28
「20代から30代は不確実な自分との格闘、40代から50代は家族をはじめとする他者のために生き、60代で人生を俯瞰してみることができる」とのこと。だからこそ、焦ることなく、無理することなく、当たり前の事を丁寧に続けることで「自分」というものが出来上がる。迷ったのなら、自分の「心地よさ」に聞いてみるといい。何だか肩の力が抜け、余計な力がなくなりました。2018/10/14
翡翠
10
久しぶりにこの方の文章を読んだ。あれ?まろやかになっている。若かりし頃の愛読書ヴァンテーヌではスパッと辛口にファッションやマダム達の素敵さを教えてくれた。昔にも増して文章のキレがよい。選ぶ言葉、行間に漂う潔さ、美しい日本語である。そして、年輪を重ねたまろやかさ、芳醇さ、時を味方につけたワインのようである。また、ファッションに対する姿勢。30年という月日をかけて愛するジュエリー。あの頃憧れて少しでも追いつきたいと願った彼女からまた大事な事を教わった。2023/05/24
タムタム
8
タイトルに惹かれて。よりどころにしている29の事を書きました。とあった。それはわたしのよりどころにはならないけれど、こういう事がよりどころになるのだと教えてくれる。「40代は人生の土台を作る時で60代は想像もつかないほど楽しいよ」 この言葉を発する人生の先輩が居るというだけで、少し元気が出た。そして楽しみが増えた。2018/08/15
スリカータ
4
海外生活を経験された著者。お気に入りグッズの紹介や、娘さんの結婚話など。あまり入り込めなかった。2018/09/06
あきこ
3
光野さんの著書は若いころに読んだことがあり、雑誌の連載も時折目にしている。おしゃれなコラムの人、という印象であった。しかし本書はちょっと違う。文章も内容も穏やかなものになっている。年齢を重ねて何かを悟ったような、大切なものを決めたあとの心持ちというような、そんな印象である。今までのちょっと攻めた感じより好きだなと感じた。季節の養生もいい。2018/12/19