内容説明
僕は春がきらいだ。春になると、僕の前からサッカーボールや自転車が消えて、みんなに気味悪がられた。大学2年生の春休み、叔父の和菓子屋でバイトをするために来た京都で、僕は雪さんという女性と出会った。僕は、どんどん彼女に惹かれていった。春が終わっても会いたい、と思った。でも彼女は、桜の木の下で……消えた。彼女はなぜ、僕の前に現れたのか――その結末に涙が止まらない、奇跡のラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
122
★★★★☆20020 とても素敵な話でした。夢と優しさのあるストーリーは、いいものですね。本作品、主な舞台は京都です。桜の季節になると不思議な事が起きるための憂鬱さを桜アレルギーという事にしている20歳男!和菓子屋を営む叔父の手伝いとして行ったアルバイト先の京都でひとりの女性と出会います。何度か会っているうちに...みたいな。ただねぇ、全体的にいい感じなんですけど、たまに設定のあやふやさとか、話の繋がりの矛盾感が気になっちゃったかな。いい話だけに勿体ないなぁ〜と。個人的には楽しく読めた〜!今後、期待大!2020/02/24
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
94
80/100点 春の京都岡崎を舞台にしたタイムリープ物の青春恋愛小説。著者3冊目の作品となりますが何れも京都が舞台の作品で、1作目を読んだ時と同じように、やっぱり風景描写の上手い作家さんだなと感じました。表紙画のような爽やかな作品で面白く読めましたが、主人公の性格に好感が持てなかったのと、設定にうーんと首を捻ってしまうようなところがあった点が残念です。2018/05/12
おかむー
77
『青い月の夜、もう一度彼女に恋をする』の著者による恋愛ファンタジー。前作では気にしかなった部分が引っかかってイマイチな感触。『もうすこしです』。人には言えない秘密を抱えた「ボクかわいそう」な大学生の主人公が、春休みに逃れてきた京都でヒロインと出会うが、彼女も大きな秘密を隠していて…。ありがちな流れではあるので味付け次第なのだけれど、主人公に関わるヒロイン、母、叔母、親友といったひとびとが踏み込み過ぎず内向きな主人公を気遣う“優しい世界”すぎて引いてしまう。ヒロインの行動も引いて見るとそこそこヤバくないか?2019/01/27
『よ♪』
62
そりゃあもう、めっちゃ表紙買いでした♪とは言え、中味も表紙絵のようにステキです。お話しそのものは主人公"隆哉"の視点でやや淡々と綴られていくのですが、心に少し影のある"隆哉フィルター"を通した風景描写が"表紙絵効果"とシンクロして、ボクの脳内に淡く美しくも少し寂しい桜色のイメージを描き出します。"隆哉"と"雪"の距離が少しずつ縮まっていく様子はとても優しい気持ちにさせてくれます。『ファンタジー要素要るのかな?』とか『"芹沢さん"の役割って?』など若干の疑問はありましたが、十二分に満足しましたので流します♪2018/05/04
みっこ
61
【京都本】京都を舞台にした、恋愛×SFストーリー。うーん、ちょっと薄いかな。SFの設定が荒いのか、私の頭が悪いのか、それでは矛盾がでるのでは?と思ってしまった(^_^;)雪さんは王道の理想の女の子で可愛いけど、もうちょっと捻りが欲しかったなぁ。桜や春の描写は綺麗でした。京都の桜を見にいきたい。2018/09/25
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