「玉砕の島」ペリリューから帰還した父

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「玉砕の島」ペリリューから帰還した父

  • 著者名:ゆき恵・ヒアシュ【著】
  • 価格 ¥1,243(本体¥1,130)
  • 潮出版社(2018/07発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784267021381

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内容説明

“ ペリリューの戦いは私には書けなかった。これは書くべき人が書いた本だ”
ノンフィクション作家・梯久美子氏絶賛!

太平洋戦争の中で日米の精鋭同士が戦い、最悪の死傷率を出したペリリューの戦い。
「玉砕の島」でいったい何が起こったのか――。

15 年にわたる徹底取材から見えてきた真実。
遺族だからこそ成しえた元兵士たちへのインタビュー。
初めて語られる凄惨な歴史。
第5回潮アジア・太平洋ノンフィクション賞受賞作!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

22
電140疎遠だった父の死で後悔した娘が父が思いを馳せ生き延びたペリリューの戦いを調べていき若かった父に近づき思いに触れ父親との絆を取り戻していくのがとても印象的でした。父親の所属していた部隊は731部隊につらなる防疫給水部隊で石井式濾過器で飲み水を提供していてアメリカの上陸前にパラオ本島に移動になり生き延びた事がわかった。日本にとって苛酷な戦いだったが米軍も同様で早い段階で負傷しペリリューの戦いの終結後に復帰すると多くの仲間が亡くなり生き延びた者もPTSDで変わり果てていて自分の幸運に感謝したそうです。2019/09/22

屋根裏部屋のふくろう🦉

11
こんな小さな島で1万人が戦死。生存わずか34名。生存者のうちの一人が著者のお父上。 「中川陸軍大佐の未亡人をはじめ遺族の方々が、洞窟の中で誰のかわからないが遺骨の破片を握りしめて慟哭」とある。ほんの短い文章だが、小生、この一文だけでこの本を開いた甲斐があり申した。洞窟内の遺骨や遺品が遺族に懸命に何かを語りかけているようで、何かこの、胸を抉られる思いがする。(※日本の兵隊さんの遺骨は多くが未だアジア太平洋に眠ったまま。)2019/04/13

さいちゃん

8
漫画「ペリリュー」で紹介されていたので購入。2020/10/05

棚から一つ神

2
この本を読んで初めて「兵籍簿」というものを知った。早速、父と祖父の兵籍簿を県庁に問い合わせた。来週回答がある…。2021/08/27

ゆかるりら

2
ペリリュー島の戦いは概ね知っていたが、筆者の父が所属していた水を補給する部隊と、あの731部隊の石井が作ったという石井式濾水器の存在は初めて知ったのでとても興味深かった。2019/02/16

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