メディアワークス文庫<br> 高崎グラフィティ。

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メディアワークス文庫
高崎グラフィティ。

  • 著者名:古宮九時【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2018/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048939355

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内容説明

故郷を捨てれば、私たちは強くなれるのでしょうか――。
 東京まで新幹線で約一時間。不自由はなく、あえて越える必要のない“一時間の境界線”に囲まれた街、高崎。地元に閉塞感を覚える美紀は、専門学校に通うため上京する日を控えていた。しかし高校卒業の日、父親が入学金未納のまま突然失踪。優斗ら幼馴染四人と共に父親捜しを始めるが、彼らにも秘密があって……。 
 第1回未完成映画予告編大賞グランプリ受賞。将来、恋、家族に悩む若者を痛切に描く、話題の感動作をノベライズ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

60
高校卒業直後の、まだ何者でもない少年少女たちの物語。人物が類型化されている感じは少ししたが、この年代特有の、若さと不自由さは痛みとして伝わってきた。高崎という街をもうちょっと知りたかったし、事件としてはそれなりに大ごとのような気もするのだが。2018/08/02

きたさん

15
「現代の青春モノ」直球ど真ん中、という感じ。青さや痛さが初々しく、ちょっとノスタルジーも感じさせ、輝いて見えました。登場人物ひとりひとりをもう少し掘り下げて書いてほしかった、と思わなくもないけれど、想像の余地があることを嬉しく思う方が大きいかも。舞台が東京から微妙に離れた高崎なことがとても説得力があったように思う。しかしなぜ、上京するのに高崎線じゃなく新幹線を使うのだろう(笑)。2018/08/11

浜簪

12
実在しない映画の予告を作って、面白いものを映画化、のノベライズとのこと。数奇な過程を経ていますね笑。元の映像があるからか、文章を読んでも、情景が浮かびやすく、それこそ映画を観るようなスピード感で読めました。ちょっとした事件をきっかけに、5人が親友になっていき、ほっとしました。2018/09/30

HANA

8
高校卒業とともに進路が分岐する5人の少年少女の話。短い時間にも関わらず色々と詰め込まれた話で。視点が結構変わる内容ではあるけれど上手くまとまっているようには思えた。面白かった。2018/09/27

彩灯尋

7
高校を卒業してすぐの不鮮明な時期という一瞬にスポットを当てた作品。高校を卒業したら大学に入って流れで自然に大人になれるものだと思ってたけど、高校卒業してかなり時間がたった今でもちゃんとした大人にはなれていないように思う。大人になるって、未来を進むって、大変だ。2018/11/12

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