内容説明
二十数年間いつくしみ育ててきた娘の結婚を前にして、寂しさにたえ、限りなき親の愛を寄せて、未来の伴侶に理解ある忠告を贈る父親の姿――。「焼野の雉子夜の鶴」にも比すべき父性愛あふるる書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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父親が娘の夫となる男性に綴った手紙。娘をいかに愛し育て、娘がいかに純真に育ったか、娘を手放す寂しさを語られる。自分も人の娘を妻にし、娘を持つ身として、身につまされる思いで読み進める。首を傾げたくなる箇所が多々あるが、娘夫婦の前途が明るいものであることを願う親の思いが詰まっている。2017/11/17
雲國斎
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記憶のかけらもない。本の内容はまったく覚えていないが，「焼野の雉子，夜の鶴」という言葉にやはり関係あったのかな？そんな言葉も当時はもちろん知らなかったし…。1977/11/06
