内容説明
量子コンピュータはすでに商用化されている！ 本書は、量子論を計算原理に組み込んだ量子計算について多角的に解説する。特に近年商用化された量子アナログコンピュータと、道半ばの量子デジタルコンピュータについてその仕組みや違いについて詳しく解き明かす。 また、量子通信についても量子もつれ情報伝達、量子公開鍵暗号などを紹介する。 量子計算に興味・関心のある大学院生、研究者には必携の書である。
目次
1 量子計算とは
2 量子アナログ計算
3 量子デジタル計算
4 量子もつれ情報伝達
5 量子公開鍵暗号
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤田武彦
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D-Wave社の量子コンピュータについて知りたく読む。2章の「量子アナログ計算」で、古典的なイジングモデル(磁性体)とシミュレーティッドアニーリング(徐冷却)で概ね理解可能なことが分かる。/ スピンとハミルトニアン(外部磁場)を、量子効果の残る形で、実際にどう物理的に構築しているのだろうか。D-Wave社のHPも参考になる。 https://www.dwavesys.com/resources/tutorials2017/06/10
