企業の研究者をめざす皆さんへ - Research That Matters

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企業の研究者をめざす皆さんへ - Research That Matters

  • 著者名:丸山宏
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 近代科学社(2018/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784764903821

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内容説明

刻々と変化する世界経済や企業戦略の中で、基礎研究部門の果たすべき役割とは?研究員に求められるあり様とは?グローバル企業IBMの東京基礎研究所で所長を務めた著者が、これらの解答として日々発信してきたレターを集大成!さらにこれから企業の研究所を目指す学生にも重要なアドバイスを送ります。研究は「面白いから」やるのではない。「必要だから」やるのだ。

目次

第1章 企業における研究のあり方
第2章 研究について
第3章 コミュニケーションの大切さ
第4章 研究者のキャリア
第5章 リーダーシップについて
第6章 企業の研究所のマネジメント
第7章 知財・契約・技術倫理
第8章 研究所の風土
第9章 企業の研究者をめざす学生の皆さんへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mah

4
元IBM東京基礎研所長、現統数研副所長の丸山氏による、企業研究者のための啓発本。氏が発信してきた社内ブログがベースとなっているようだ。研究員のマインド醸成のために、トップが意見をオープンにすることは素晴らしいと思った。ただし、全体的に具体性に欠けるのは残念。//①研究員は、お客様や社会の問題を常に意識し、それを解くための真理・原理・仕組みを考えていかなければならない。②論文を書く理由は、知識の蓄積、対外的メッセージの発信、研究力の向上。③研究者の価値はインパクトの大きさであり、加点方式で評価すべき。2016/03/06

Tanaka Shinji

2
IBMで長年働いて研究所長までになった方の本。学生向け、というよりもこれから働く人向け、という内容が多かったが、研究の仕方やプレゼン、コミュニケーションにかんする考え方には有益な情報が多かった。 「私はキャリアプランなどというものを信じていない(中略)プランしてもその通りになることはまずないだろう。それよりも、常に与えられたチャンスを捕まえて、その中で自分の価値を最大限に発揮していくことで周囲に認められキャリアアップしていく」2015/03/25

issy

1
IBM東京基礎研究所の所長も務めた著者による企業の研究所における研究者の心構え、キャリア、研究所マネジメント論。企業研究者を目指す学生向けだが現在企業内研究部門で働く人にとっても有用な視点・論点が多く示されているように思う。「パスツールのクォドラント」を元にした「Research That Matters」という言葉に著者の考え方が集約されている。2024/08/03

蒼埼鷏

1
まったく面白くなかった。筆者が社内報で書いたLetterがテーマに沿って紹介、というか転載される形式で研究について語られるのだが、新たに文章を書くことをサボっただけとしか思えない。Letterは社員に向けて書かれたものであり、『先週の全体会議でも話しましたが〜』なんて書き始めの社内報を読まされても「そんなん知らねぇよ」と思うだけである。読者はIBM社員ではない。もっと編集して不要な箇所をなくし、読者を想定した文章で主張を説明してほしい。 (コメントに追記あり)2020/07/08

UFO_TypeR

1
IBM基礎研究所所長の執筆した本。研究者として、アカデミアや企業によらず非常に参考になる。Research that mattersという世の中にインパクトを与える研究をしなければならない。素人発想、玄人実行。研究力は提案する力、実施する力、まとめる力。過去の特許の価値を争うエネルギ ーがあるのならば 、研究者ならばどんどん次のアイディアを出していったらどうか 。自分のマーケットバリューが何かを常に意識する。2017/01/21

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