内容説明
本書は、情報科学や工学における基礎となる離散数学の入門的内容をできるだけ体系的に説明し、かつ多数の演習問題を配置することで、初学者の理解を助けることを目的としている。
本文中の記述はできるだけ簡潔に、かつわかりやすくすることに気を配った。そして、章末にはできるだけ多数の演習問題を用意した。第1章では、論証の形式に少しスペースを割いた。これは、学生たちは証明が苦手で、何を証明すべきなのか、そして、どのように論証を組立ててよいかわからない学生も多数いるからである。
目次
第1章 論理と証明
第2章 離散集合
第3章 写像・関数
第4章 帰納法
第5章 離散関係
第6章 整数演算
第7章 離散代数系
第8章 順序集合と束
第9章 離散グラフ
第10章 木グラフ