内容説明
ソフトウェア開発者として成功するために知っておくべきノウハウ・スキルを網羅したキャリアガイドです。
ソフトウェア開発者として成功したい――。そのような願いは自然なものです。
本書は、成功するために必要なスキルの種類とその身につけ方を全60章、約650ページにわたって具体的に解説します。
米アマゾンでは圧倒的な高評価(365以上の五つ星)を獲得している、
「一人前」のソフトウェア開発者になるための指南書です。
■「解説」から抜粋
本書『CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド』は、ソフトウェア開発者というキャリアで成功するためのさまざまなスキルについて解説している書籍です。
技術者向けの書籍ではありますが、特定の技術に関する解説はほとんどなく、主に「技術そのものをどう取り扱うか」のような「メタ技術」を取り上げている書籍です。
(中略)
本書で紹介する「メタ技術」の発想から考えると、このような状況にこそ、キャリアを「ハック」するための大きな余地があるのではないかと思います。
良い組織、悪い組織が混在しているなかで、その状況をうまく利用して自分のキャリアを高めるスキルというものは確実に存在しており、本書が解説する「メタ技術」を応用することで、
そのスキルを発見し自分のものにすることができる可能性は相当高いと思います。
――まつもとゆきひろ(Matz)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
15
【概要】就職、人事考課、退職、起業といったエンジニアのライフステージごとに成果を上げる方法を解説する。【感想】社内外を問わず自己アピールすることの重要性を説く。社内では週報や上司の求める情報を提供するなど、社外ではブログやカンファレンスの講演など。技術的に優れた技術者になることに加えて、発信を通じて確立した個人ブランドで地位や給与、影響力を高める。2019/09/17
わたなべ
14
内容はタイトルの通り。予想以上に幅広い部分について書かれていた。まさしく完全キャリアガイドでタイトル負けしない量と内容だった。未経験の人間が就職するための方法やソフトウェア開発の基礎知識から、良好な人間関係の築き方・キャリアの伸ばし方まで書かれている。人によって読むべき箇所は異なるはずなので、辞書的な使い方をするのが良いだろう。個人的には「給料の交渉の仕方」が非常に参考になった。以下、印象的な一文。「あなたの人生の質は、あなたが快く受け入れられる不確実性の量に直接比例する。」2020/05/06
ニョンブーチョッパー
7
★★★★★ 650ページというページ数にまず圧倒されるが、よし気合い入れて読むぞと思い、読み始める。サブタイトルにもあるように、エンジニアのキャリア全般に関わる内容が隅から隅まで網羅されていて、これ一冊読めば十分すぎると思えるほどの充実した内容。巻末の注釈にて、「本文の意見に同意しているわけではない」と書かれている箇所があり、訳者や編集者の態度が明確化されている点に好感が持てる。そんな注釈珍しい。ところどころそのような尖った考えが本文には書かれているが、それを差し引いても余りある読書体験だった。↓2022/10/22
人生ゴルディアス
7
面白かった。プログラマーでもないし、いつも三日坊主のプログラマワナビーなのだけれど。なにか心惹かれるのは、根本のところに腕一本で世を渡っていく無頼なところがあり、かつ、その腕にまつわることが科学という強力な裏打ちがあって人類の共通言語であることだろうか。あと、この手の海外プログラマのエッセイ本は、どれも大抵文章が面白い。表現が極端だったりして、異文化を感じることができる。みじめさの表現で「あなたは年老いて、妻は家を出て、飼い犬でさえあなたを嫌っている」とかなかなか出てこない。2021/04/08
ireadertj
6
ページ数としてはかなりのものだが、それぞれポイントとなるところを太字にされていることと、各章がそれぞれキャリアにおける各項目になっているので、読みやすい。 一部日本ではとか、自分には関連しないところは読み飛ばしても良いかなと思った。 なにげにキャリアの本だったが、自分にはテストのところが一番参考になった。これはsoft skilssも読まんとですなｗ2019/11/03
