中公新書ラクレ<br> イスラム10のなぞ 世界史への招待

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中公新書ラクレ
イスラム10のなぞ 世界史への招待

  • 著者名:宮田律【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 中央公論新社(2018/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121506214

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内容説明

今世紀末までに世界最大の宗教人口に達することが予想されるイスラム――。しかし、複雑怪奇な中東情勢は理解しにくく、世界16億人の心を捉えて離さないイスラムの本質はよく知られていない。そもそもなぜ、イスラムはこんにち世界宗教としての地位を獲得することができたのか。なぜ、アラブ諸国とイスラエルの和解は進まないのか――。「10のなぞ」を解き明かすことで歴史の真実と意外な事実が見えてくる。イスラム入門に最適な書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

127
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。私は無神論者ですが、宗教には興味があるので、年に何冊か宗教本を読みます。現在イスラム教徒が16億人いて、今世紀末にはキリスト教徒を超えるとのことですが、あまり魅力は感じられませんでした。ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同根で、近親憎悪以外の何物でもないような気がします。完全なる政教分離、一神教の禁止を実行する政治家は出て来ないのでしょうか?2018/07/06

もくもく

6
前半では宗教としてのイスラム教について、そのはじまりから分派までの基礎知識を語り、後半では現在の中東地域の不安定な政治情勢に至る歴史的な経緯・地政学的な背景などを語ります。イスラム&中東問題を考える際の入門書として、大変にわかりやすい一冊でした。 なんとなく、現在の中東イスラム圏は、欧米キリスト教圏からの長年にわたる介入(宗教的な攻撃?)によって追い詰められ、現状のテロなどの過激な原理主義者たちは、「窮鼠猫を噛む」という状況で、生まれてきたように感じました。 2018/08/07

relaxopenenjoy

3
図書館の返却コーナーにて。コーランの教え、イスラムの成り立ち、バグダッドやオスマン帝国の歴史、宗派同士やアラブとイスラエルの対立の背景など、大枠を理解することが出来る。エジプト、トルコ、ヨルダン、シリア、ウズベキスタン、マレーシア、インドネシア、私が訪れた印象も、どこも親切な人が多かったのは、旅人に対し親切にするようにというコーランの教えが一因となっているのであろう。しかし固有名詞(人名、宗派、〇〇朝等)やイスラム関連用語が、読んだ端から忘れ、頭に残らない。ノートか何かに書かないとだめだな。2019/10/11

くらーく

1
まあ、読んどいて損は無いかな。なかなか、イスラム教について、知ることも少ないし。 ただ、どうも謎解きがすっきりしないのよねえ。もう、持っている背景、思想、経験が違うからかねえ。 例えば、なぞ10で、「寛容公正なイスラムのもとでなぜ、独裁的な体制が生まれたのか?」とあるけど、法治主義が根付いていないとか経済的に豊かじゃないとか、回答なのかなあ。 日本で生まれ育って海外の人と付き合いが無い自分としては、別にイスラム教のコーランであーだこーだ言われなくても、普通に生きられるけど。勝手に行動を決めんなって感じ。2019/01/03

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