内容説明
いつでもどこでも誰でもできる手軽さと、初対面の人とでもためらいなく話せるオープンな雰囲気、そして情報リテラシーやコミュニケーション能力を自然と身につけられる意外な奥深さを兼ね備えるワークショップ・ツールとして、日本のみならず海外でも人気を博し、2017年読売教育賞NIE部門最優秀賞を受賞した「まわしよみ新聞」。そのつくり方と効果を、国内外の実践事例を交えて分かりやすく解説する入門書の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
14
みんなで新聞を回し読み、気に入った記事を3本ずつ切り抜いて、その記事をネタにして順におしゃべり。最後に切り抜きを1枚の紙に貼り付けて壁新聞をつくるという「新聞遊び」。子らが小6、小1のときに「親子まわしよみ新聞」に参加して、これは面白い!と教員仲間にも紹介。自分の授業にも取り入れています。でもやっぱりやる側の方が楽しいです☆ 定期的に小さな集まりでやれたら理想! 「関西ウーマン」書評コーナーで取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=2013782018/08/04
なま
11
★★★★☆毎日6紙の新聞に目を通していますが、あんまり活用が出来ず。NIEだと身構えて子ども達が食いついてくれないんだよな~と思っていたら見つけた本。基本「遊び」なので着手しやすい。やり方や、まわしよみ新聞のメリット等も紹介。意見の見える化。総覧性に優れた新聞から広く浅く興味ある記事を抜き出して世間語りのタネを見つける。新聞の記事1枚で読む、切る、話す、聞く、貼る、書くと6つのアクションを自然に行いメディアリテラシーを育成。仲間同士で主体的・批判的に淡々と話せる気楽さが特徴。「小さな共感」の共有。2020/07/30
兵士O
7
市立図書館の新刊コーナーを見ていた時に、難しい専門書や分厚い文芸本の中に混じって、この本の、のほほんとした表紙が目に留まり、めくってみるとなかなか面白そうということで、借りた本です。新聞のスクラップを4~5人でやって、わいわい話しながら、ぺたぺた台紙に貼っていくということでざっくり理解しました。僕は昔はTRPGで卓を囲んで、物語を進めていくようなことが好きだったのですが、あれはかなりコアで、ハードルが高いので、このワークショップを何か機会があった時にやってみたいです。でもその前にいろいろやらねばなあ……。2018/11/11
ひつまぶし
3
昔新聞記事で見かけて気になったものの、具体的にどんなものかよく分からなかった。別の本を探していて見つけたので読んでみた。わりと簡単にできて、コミュニケーションの媒介になって、自分の関心も深まるし、相互理解も深まるというのが見事だなと思った。NIE(Newspaper In Education)というよりPIN(Play In Newspaper)であるという発案者である著者の位置付けが良い。これだけの情報社会になると受け手の方がメディアとの向き合い方を考える必要がある。急がなくていいのだと思う。2024/06/29
るき
3
NIEの一環かな?と思って手に取りました。面白そう!やってみたいです。とりあえず家族でやってみようかな。2019/03/29