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内容説明
日本にAmazonが生まれない理由は
目先の売上・利益にとらわれる「PL脳」にあった!
最善の意思決定をするための頭の使い方とは?
会計は「過去」を、ファイナンス思考は「未来」をみる。
変化の時代に勝てる事業を育てる”ビジネスマインド”の教科書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
104
財務諸表に翻弄されるか、使いこなすか。経営者として勿論、後者を目指すべきだが、それにはビジョンと職業スキルとしての経営が必要。「間接金融中心」の日本企業のサラリーマン社長がPL脳に陥る原因がわかる。経営者は「PLは作れる」から「利益は意見、キャッシュは事実」と認識し、自分の掲げるビジョン達成のKPIとして財務諸表を使い、株主に共感してもらうことが重要。また「黒字企業の売却をためらう」などは経営の難しさを想像できた。本書紹介の優良日本企業は、リクルート、JT、関西ペイント、コニカミノルタ、日立製作所。2020/03/11
えちぜんや よーた
87
成毛眞さんと同じくアマゾンの金の使い方について絶賛。アマゾンプライムのように商品の仕入れよりも先にお金の仕込みをしてFCF(Free Cash Flow)を手にしておくことで積極投資を可能にしているとのこと。AWSは他社が追随できないように極限までコストを下げる(1時間15セントで想定していた金額をベゾスの一声で10セントに下げた)。自分の頭の中ではすでにアマゾンは小売やクラウドサービスよりも財務戦略に強い会社という認識が確立した。2019/06/05
KAZOO
80
非常にわかりやすい本だと思われますが、やはり前提知識として財務3表がわかるくらいの知識は必要だと思います。ある意味、新しい考え方をもう少し取り入れて企業を見ていってくださいということなのでしょう。実例分析が出ているのでこれも理解しやすいことのひとつでしょう。2018/12/12
さだはる
33
日本にGAFAのような企業が生まれないのは目先の数字重視のPL脳に陥ってしまっていて長期的な視点で動けないからだ。これからはファイナンス思考だ!という煽りにそそられてどんな斬新な思考なのかと楽しみにしていたけど、基礎的な内容の割にはわざわざ難しく書いてあり、企業例だけ流し読み。2019/06/02
kakoboo
25
会計は資格(会計士や簿記)や当期純利益といったわかりやすい指標があるので目につきやすいが、ファイナンスは見えない要素が多い。がしかし、投資を積極的に行い成長を促すには圧倒的なファイナンスアプローチが必要になることは明白。特にアマゾンの CCCがマイナスというのは驚き。。。色々なケースを簡潔に取り上げ(個人的にはJTの話が面白かった!)、理心運の精神について話で締めくくる構成の素晴らしさでより読後感を高めてくれるよい本です。友人(上場企業の執行役員)が昨年読んだ本でベスト1だといってましたが同意です。2019/02/02