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内容説明
「薄い」「甘い」といった日本産ワインの悪評をくつがえし世界屈指のコンクールで最高賞を連続受賞!
【伝統ワイナリーの夢を継ぎ 革新を起こす父娘の挑戦】
山梨の「甲州」が20カ国・地域で愛されるまで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
67
甲州ワインの先駆者の話。三澤茂計さんの中央葡萄酒株式会社のワインづくりの思いが綴られていた。 当初、長野はワイン造りは葡萄から、山梨は葡萄農家から仕入れるものというフードがあることに驚いた。 茂計さんの勝沼ワインを世界のブランドにと自社だけでなく、志を同じくする同志で翻弄されながらも成し遂げたワイン。ジャーナリストと専門家の縁。縁を大切にしているワインへの情熱がとてもよかった。 茂計さんの思いが、娘の彩奈さんや息子の計史さんに引き継がれていた。甲州にいき、彼らが愛したワインを味わってみたい。2022/08/28
しーふぉ
21
日本のぶどうの品種甲州を使いワインを作る苦労の軌跡。糖度がどれだけワイン作りに密接な繋がりがあるが…ワイン作りはぶどう作り。甲州というラベルの白ワイン飲みたい。2020/10/18
しーふぉ
18
自分の仕事に誇りと信念があることの幸せ。いつかワイナリーを見学したいです。2023/11/18
click2miracle
4
よく本を読む際にブックカバーをする方も多いと思うが、この本は是非ブックカバーをせず、読書中に表紙に置かれた美しいワインボトルを時折眺めながら読み進めることをお勧めしたい。本書で語られる著者父娘が積み重ねた挑戦の数々が、その張り詰めたような美しいスタイルに結実していく、その過程が実感できるはずである。 可能性を信じるとは、行動に移すこと。そのことを実感させてくれる本である。2018/07/14
田中はにわ
4
日本を代表するワインメーカーのひとつ、中央葡萄酒(グレイス)。そのオーナー三澤茂計とその娘で昨今メディア露出も多い三澤彩奈。小さなメーカーの社史的なおもしろさ、茂計氏のパートは勝沼がワインの土地として成長していく歴史的資料としても貴重。また彩奈氏のパートは、ふだんメディアでなかなか語られない海外武者修行時代の話がおもしろかった。2018/07/14