講談社文庫<br> 浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族

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講談社文庫
浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族

  • 著者名:青柳碧人【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 講談社(2018/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065122020

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内容説明

警視庁の武藤は、群馬の大地主の血を引く亀倉行俊の葬式に潜入した。彼の家から、黒い三角定規との繋がりを暗示するものが見つかったからだ。かて行俊の祖先は鶴亀と名乗っていたが、莫大な財産をめぐる相続問題により、「鶴ノ森家」と「亀倉家」に分裂していた。二つの家に隠された秘密とは――。血なまぐさい事件が、浜村渚によって数学的解決をみる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

139
記念すべきシリーズ10作目は1/2付きの長編第2弾。副題『つるかめ家の一族』やプロローグ前の♬つるかめ数え歌で「辻堂のお地蔵の言うことにゃ」なんて目にしたら、なるほど横溝正史なのかとニヤけるばかり(笑)因縁の鶴ノ森家と亀倉家、驚愕の訳あって両家に分断された武藤と渚…「方程式を使うと死ぬ」その呪縛の通り不吉な数え歌への見立て連続怪死事件の真相は!?うーん、これはとっ散らかって微妙だったかな…算数要素を期待したけど、つるかめ算の簡易説明に留まり年齢算や時計算ほぼスルーだったし…黒い三角定規の登場もほぼ無いし…2020/12/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

96
長編は2作目?で黒い三角定規から少し離れて番外編的な位置づけ?。武藤パートとあずさパートで話は進み渚の出番はいつもより少なめ。つるかめ算とブリアンションの定理をメインに今回も楽しめました。2018/08/04

さばかん

74
新本格数学ミステリー。      待望の長編。         数学要素とミステリ要素を組み合わせて相乗効果は抜群だ。      何よりもう今回は本当ただの本格ミステリである。そこに絶妙に組み込まれるマスマティック。      唯一にして無二の作品であることは間違いない。(浅学)       そしてこれが面白い事も間違いない。       うん、面白かった。2018/09/24

さくりや

60
古野まほろの「背徳のぐるりよざ」に似ていると思ったらどちらも横溝オマージュなのね。内容はがっつり古典ミステリだったが数学の絡め方が見事で浜村渚シリーズだなあ、長編だなあ。大山あずさの語り、良いじゃん!2018/07/20

た〜

54
黒い三角定規のお歴々が出てこないのは1/2冊だから仕方がないが、タイトルからもっと和算和算していることを期待したのに、いささか拍子抜け。和装数学娘はなかなか良しだが、せっかくの温泉会が淡白に過ぎたのは残念2018/07/20

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