内容説明
謎と事件好きの猫河原家。今夜も家族全員、殺人事件をめぐって、夕食前に迷推理を披露する。これも「推理せざる者、食うべからず」の家訓ゆえ。難事件に嬉々とする両親兄姉たち。普通の女子大生でいたい私はいつもブルー。正直、推理なんかしたくない。のに、遭遇した事件にピンときた瞬間、髪の毛は逆立ち、「名探偵」降臨。真相を見事突き止める――え? 一番の推理好きは、私?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
244
ミステリーと思ったんだけどねー。いやぁ、ミステリーは纏っていますが、ミステリーの部分がガバいと言いますか、ツッコミ所満載でね。ちょっと、どうなのよと言いたくなります。はい。まぁ、あれですかね。ミステリーを装ったホームコメディなのでしょうね。コメディとしてもツッコミ所満載ですので、笑いながら読むのが妥当かと思う次第です。個人的な事なのですけど、本日は家族で関ヶ原に行って来まして。電車中で本書を読んでいました。そしたら西軍の武将、大谷吉継、小西行長、宇喜多秀家が会話で出てきたりしてね。妙な縁を感じたのでした。2023/03/25
ダイ@2019.11.2~一時休止
107
連作短編集。一家全員が推理好きの中で唯一推理なんかしたくないと思ってる主人公が結局は名探偵?。軽い感じで楽しめました。2018/07/21
aquamarine
89
警察官の父が捜査資料を机の上に広げ、今日も夕食前の猫河原家では家族で捜査会議が開かれます。「推理せざる者、食うべからず」ちゃんと推理しないと夕食にもありつけません。一家全員名探偵、末の女子大生である主人公は名探偵になんかなりたくない、と反旗を翻しますが…。ユーモアミステリの分類なのでしょうが、なんかドタバタ喜劇を読んでいるような…。軽いので好き嫌いはあるかもしれません。しっかりミステリですが、謎やトリックもさらっと読めてしまった感じです。悪くはないのでとりあえず出たばかりの続編も読んでみます。2019/08/05
雅
86
ミステリーはそれ程でもないかな?個性的なキャラ達が繰り広げるコメディでした。2023/06/27
湯湖
56
「推理せざる者、食うべからず」が家訓の猫河原家。私がこの家族の一員だったら、毎晩夕食を食べ損ねること請合いだ。警察(刑事)が事件を自宅に持ち帰っていいんかい?という常識は通用しないのが猫河原家。ヘンな家族だけど、結局は仲良しな猫河原家。息子の本棚から拝借したのだが、読みやすくてサクサクと読了。隣に続編もあったけど、どうしようかな?2021/02/23
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