電撃文庫<br> この世界がゲームだと判明して100年が過ぎたProject【venturum saeculum】

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電撃文庫
この世界がゲームだと判明して100年が過ぎたProject【venturum saeculum】

  • ISBN:9784048939225

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内容説明

自分たちがゲームの住人であると分かって、100年の年月が過ぎた世界。
 冒険の意味さえも形骸化して、ただの「しきたり」と化していた。
 成人の儀式『最初のクエスト』へと向かったミギアは、この世界では起こりえなかった未曾有の事態に直面する。
 その窮地を救ったのは、凄まじい剣技を誇る、弱冠レベル1の剣士・ゼクー。
 自らをプレイヤーだと名乗るこの少年はいったい何者なのか――?
 そして彼が解き明かそうとしている、この世界に隠された謎とは――?
 100年ぶりのプレイヤーを迎え、閉塞したゲーム世界が変貌を遂げる!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

中性色

16
庭師ではない。いわゆるVRMMOもの。というか、若干謎だがおっさん物にもなるのだろうか、これ。気になったのは、入ってきた側とそうじゃない側との齟齬が生じるっていうのは必然なんだろうけど、それが知らない側の視点から終始続いていくところかな。ただ終盤の運びはわからないなりに熱かったので、良くも悪くも勢いのまま読み切った感じの読了感があるな。あと、結局メイン格の2人以外必要だったのかこれ2018/07/19

た〜

11
メインヒロインが名前を覚えてもらえない話。話の舞台がゲームと言うとソードアート・オンラインと同様なのかな?(そちらはアニメでしか見ていないけど)ゲームをやらない身からすると、些か話に入り込めず。自分には合わなかった2019/11/15

まるぼろ

11
そこの住民達がゲームの住人である事を自覚してから100年後の世界で、「最初のクエスト」に向かっていた冒険者になりたてのミギアは、自らを「プレイヤー」と名乗るゼクーという人物と出会うが…と言うお話です。転章を読んだ時点で、おいおいこの設定は…となったりもしましたが、良い意味で捉えてそのおいおい…となったモノと比べて混沌としていて面白くはありました。ただ有間教授がゲーム内に現れてから先は大分展開が駆け足だった気がしましたが、そこら辺も是空の性格のお陰もあって面白く読む事が出来ました。ラストの→2018/07/18

真白優樹

11
登場人物達がゲームの世界であると自覚し百年が経過した世界で、駆け出し冒険者の少女と百年ぶりのプレーヤーの男が出会い、世界が始まる物語。―――その剣で切り開け、真実と未知への道。この作者様特有の濃厚な戦闘描写が炸裂する中に、魂や命などの重いテーマが敷かれており、彼等の熱い戦いに魅了されると共に、根底の命題について考えさせられる。そんな奥深く、老獪な面白さがある物語である。作者様の過去作の用語も出てくる為、過去作がお好きな方はお楽しみできるのではないだろうか。続く冒険とは。 期待を込めて次巻も楽しみである。2018/07/10

nawade

8
★★★☆☆ なろうじみたタイトルではあるが、中身はタイトルからは予想もつかぬガチで異色でかつSF色の強いVRMMOもの。この世界の住人たちはこの世界がゲームだと知っているが、ゲームとはプレイヤーとは何かを知らない捻くれた設定が効いている。随所にSAOの影響を受けたのではないかと思われる箇所が見受けられるが、作者独自の解釈と自分ならあの設定をこう活かすという意欲を感じ取れた。若干のクドさと読み難さはあるが興味深い内容であった。自由奔放さと老獪さを兼ね備えた80代の爺さんが主人公の武侠小説としての側面もあり。2018/07/13

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