内容説明
鳥居の向こう側に隠された、歴史の真実に迫る!
「パワースポット」として注目され、「御朱印ガール」なども登場するほどブームが過熱している神社。
神社は信仰の対象として日本人の生活に密着しているだけではありません。歴史上の著名な出来事の舞台となることが日常茶飯事であり、ときには戦場となることさえありました。
本能寺の変の前、明智光秀がその決断を神に求めたように、神社が歴史を動かした事例は多いです。
菅原道真や吉田松陰、乃木希典、東郷平八郎のように、歴史上の人物が神となる事例も少なくありません。
本書は30の神社を舞台に歴史を読み解くことで、日本史の裏側を浮かび上がらせるもの。
取り上げる神社は東北から九州、四国まで全国にまたがります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クナコ
8
初読。日本史における時の権力者たちと神社の関係、事件、神体に祭り上げられた偉人などの紹介。基本的に神社の祭神は古事記・日本書紀に登場する神話の神々であるが、本書においてはあえてそれらには触れず、歴史上の人物の行動理念や神社創建の意図などに的を絞って解説されている。個人的には歴史よりむしろ神話の方が興味があるので、紹介される時代によっては眠気と戦う必要があった。読んだ感想としては、本書前書きで言うほどには「神社が歴史を動かした」印象はなかった。歴史を動かした人々の影響で今日の各神社がある、くらいか。2025/01/17
ゆうゆう
8
それぞれに歴史あり。どこもかしこも行ってみたい。神田明神、日枝神社、明治神宮、三囲稲荷、乃木神社、東郷神社…都内だけでも、あ、行ったことないわ!色々お願いしたいことばかり…2020/06/11
vianase
5
古来より、人々の生活と共にあった神社。それは、歴史上の出来事とも密接な関係にあったことを意味している。天皇家や戦国大名、即位や戦、人生の節目にあるときに、彼らは信仰という形で神社と密なかかわりを持つ。現代も昔も、人は、自分の信念に自信が持てない時、神様に近づきたくなるという部分では、変わらないのだなと感じた。各々の神社の成り立ちや、由来などが紹介されていて、参拝にいくときに、より対象の神社に対して、理解が深まると感じた。2019/01/05
ふたば
5
すべて覚えられたわけではないが、神道と権力者は、切っても切れない関係にあるのだと理解する。合理主義の権化のように思っていた信長でさえ、神頼みすることがあるのだということに驚き、橿原神宮や平安神宮が明治になってからの創建と知って驚いた。 広く庶民にも信仰された神社から、権力者の心の支えとなった神社。神様は、日本人の心の中に住み着いているな、と感じた。2018/09/15
トリオネア
4
橿原・平安神宮が近年建てられたことや、権力者たちがいかに民衆の支持を得るための伝家の宝刀や大義名分として神の名を利用してきたかなど、神社の歴史がよくわかる。2019/02/24
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