文春文庫<br> 福井モデル 未来は地方から始まる

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文春文庫
福井モデル 未来は地方から始まる

  • 著者名:藤吉雅春【著】
  • 価格 ¥774(本体¥704)
  • 文藝春秋(2018/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784167911072

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内容説明

地方再生の知恵は、「逆境続き」の北陸にあった
共働き率と出生率で全国平均を上回る北陸三県。幸福度も世帯収入も高い。北陸ならではの協働システムや教育を取材した画期的ルポ。

世界が注目!富山市のコンパクトシティ
・道路整備率1位がアダに
・孫とおでかけ支援事業の狙い
・おでかけ定期券で健康になる
・世界中から行政視察が
・「三十年後の市民の声を聴け」

福井の幸福度はなぜ高い?
・「日本一」「世界一」の企業多数
・「一向一揆で負けたから」
・若者が作る「鯖江モデル」
・女性も羽ばたく協働精神
・教育は投資
・教師を変えることから始める 他

解説・佐々木俊尚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

373
いささかデータが古いのだが2011年の「幸福度ランキング」*の総合1位が福井県(ちなみに2位は富山県、3位が石川県と北陸3県の圧勝)。また福井県内の企業で世界シェア1位の製品や技術が14、国内シェア1位は51。さらには全国学力テストで常に1位を争っているのも福井県だ。その秘密はどこにあるのかを分析的に述べたのが本書。ちなみに、お隣の富山市の驚異的な再生についても語られている。富山市では「若者、よそ者、バカ者」を糾合して街造りに成功している。実に面白い上に、どの分野の人にも参考になる事例がいっぱい。推薦!2020/03/09

佐島楓

58
人材への投資=未来への投資。現政権はこれを軽視しているように思えてならない。中央から地方へ、ではなく地方から中央へ影響が及ぼせるようになるべきだし、未来のモデルとしてもっと政府はこういったケースを重要視すべき。2018/07/28

月をみるもの

13
大阪が維新で沈んでいくのは、住民の意思なのでどうしようもない、、、と思っていたが、それが日本全体の未来像であると言われると、もはや他人事ではすまされない。「底つき」を経験しないと次にいけないのだろうが、客観指標が低くても主観的な幸福度が高い大阪人(〜将来の日本人全体)は、自分たちが底にいるという自覚すら持てないのかもしれない。。2021/03/29

どん

5
仕事でちょっと福井県のことが調べたくて、参考と思い手にした。富山県富山市の取り組みも紹介されていた。読んでみると、北陸のことは知らないことだらけで、頑張っている人達の話には引き込まれてしまう。 世帯収入が多く、学力も高く、幸福度ランキングが出ていたころは全国一位。なぜそうなのかが数値や事例で判りやすく説明されている。やはり人で、そのための本当の教育が大切。これはなかなか良い本だと思う。2021/01/20

ユーキ

5
実際に住んでる人からみたらそんないいことばかりじゃねえよと思うかもしれないがこういう地方で頑張ってる人の話を読むと元気をわけてもらったような感覚になる。同時にただ淡々と生きてる自分と比べて自己嫌悪に陥ったりもする。新幹線や飛行機がもっと便利なところにできたら大阪名古屋に次ぐ都市になれるんじゃなかろうか2020/02/05

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