扶桑社BOOKS<br> 八月十五日からの戦争「通化事件」 日本人が知らない満洲国の悲劇

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八月十五日からの戦争「通化事件」 日本人が知らない満洲国の悲劇

  • 著者名:加藤康男
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 扶桑社(2018/07発売)
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  • ISBN:9784594080167

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内容説明

終戦から半年過ぎた満洲で日本人三千人が虐殺された! 中国軍と戦った日本人魂を追うノンフィクション2編収録
「関東軍壊滅」「武力放棄」のなかで沖田知られざる惨劇――

※本書第一部は「Hanada」平成二十九年八月号から平成三十年三月号に連載され、第二部は「正論」平成二十七年九月臨時増刊号に一挙掲載されたものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

104
大東亜戦争敗戦の満州。前半は通化事件、後半は邦人を救った女傑・お町さんを描く。まずは通化事件。中国共産党が満州に取り残された邦人を洗脳したのは知られている。実際、日中の友好団体等は洗脳の影響を受けた人々が関与しているだろうし、今も中国シンパとして存在しているだろう。実際に当時の満州に居れば生き残る為に赤化した人々を責めることは苦しい。今日の参院選で日本共産党が議席を確保する。旧社会党も生き残っている。このしぶとさに中共の恐ろしさを見る。後半のお町さんの義侠心に感嘆する。永遠に顕彰されるべき人物である。2019/07/21

双海(ふたみ)

11
八月十五日、満洲在住の邦人百数十万人の生命財産は国家から見捨てられる結果となり、目を覆うばかりの惨状が満洲各地で引き起こされた。満洲が亡び、逃避行が始まる。拉致や略奪で妾にされたり、また逆に生き延びるために自ら中国人の妾になった日本人女性たち。戦争とは相手民族が絶滅して初めて終止符を打つものだ、と言う。だからこそ、真っ先に女性と子供が狙われる。種の根絶、民族浄化のためだ。戦争目的は領土の拡張だけではない。拉致、強姦はその有力手段となる。ほんとうに忌まわしい人間の歴史というものを直視する思いがした。2018/08/12

ペンポン

0
戦争とはこんなものだろう。何処の国でもこの様な事をしてしまうと思う。それでいて、自分の国の被害だけを声高に叫ぶのは如何なものか?更にそれに対して何の反論もしないのは何故か?この様な作品を読んでもそれ程怒りが湧いてこない自分にも呆れてしまう。2019/03/19

反町ッス

0
読了後、吐き気の止まらない。 昨今は隣国と揉め事が多いのですが、そんな些細なことではありません。 ソ連やシナの戦争犯罪を一生涯許してはなりませんし、このような状況に陥らせた日本の指導者の失敗を許してはなりません。2019/02/18

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