文庫 データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則

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文庫 データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則

  • 著者名:矢野和男
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 草思社(2018/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794223289

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内容説明

幸福は測れる。
幸福感が上がれば、生産性は向上する。
AI、センサ、ビッグデータを駆使した生産性研究の名著。ついに文庫化。

著者は、ウエアラブルセンサを使って職場での従業員の行動を計測、そのビッグデータを人工知能で解析して生産性向上につなげるという画期的な研究を行ってきた。
その研究によれば、生産性の向上は、従業員を「管理」するのではなく、逆に従業員の「幸福感」や相互のコミュニケーションを高めることで達成されるという――。
文庫版のために新たに「著者による解説」を追加、「日本の生産性はなぜ上がらないのか」「人工知能は人間から仕事を奪うか」「幸福の計測は何をもたらすか」「幸福になるとなぜ生産性は上昇するのか」など、現状分析と最新の研究成果を語る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんやん

32
リストバンド型のウェアラブルセンサを被験者の左手につけてもらって、膨大なデータを得る。グラフ化(横軸が運動の強度、縦軸が頻度)すると右肩下がりになる。それがどうしたと思うが、ボルツマン分布に似ているという。分子の熱エネルギーの分布のことである。この類似に著者は注目し、こう主張する、一日に使えるエネルギー総量とその配分の仕方は決まっており、法則により制限されており、意思のままに時間を使うことができない、と。そりゃ24時間全力で戦えないでしょうよ。集中力の持続も限界がある。ビッグデータから、当たり前か!2020/11/14

naotan

17
ビッグデータやAIなど、言葉は知っていてもピンと来なかった用語が、具体例を持って身近に感じられた。本書が2010年代に書かれていたことに驚き。2021/06/04

ATS

13
再読。身体は物理法則に支配されそこから抜け出せることはできない、つまり活動できる予算が決まっており予算以上の活動はできない。活動量が多い人ほど幸福でありトップに立つのではなく中心に立ちことで助けを得られやすくなり運を上げられる。人は寿命を大まかに予測できることが論文で報告されていて身体的健康(筋力や体力)→活動量アップ(人脈による運勢アップ)→幸福感といった因果関係なのだろうか。やはり一にも二にも常日ごろからの鍛錬を積んで身体的健康を高めておくことが大切なのではないかと思う。不調だと動けないし笑2023/10/28

Miyako Hongo

12
一時期ビジネス関連のネットやTV番組で取り上げられてたネタの情報総括本として購入。“ソーシャル物理学”の実践フェーズの話。ウェアラブルセンサ情報により人間関係を円滑にしたり、売り上げを伸ばしたりができそうだよーとのこと。□きちんと自己管理できない人も、効率的に動けるようアドバイスができるシステムができました、ってセールストーク半分。とはいえ、これまで取れなかったデータが取れるようになり、円滑な社会運営に有用であると言うなら評価しない選択はない。□個人的にウェアラブルセンサー使用中。でも上手く使えてない。2019/03/23

ATS

11
★★★非常に面白く読めた。ウエアラブルセンサによって人間の行動を物理学のように法則化したり、ハピネス(幸福)を分析したり。理系チックな内容もありすべてを理解できているわけではないので、筆者によってうまく乗せられている部分もあるかもしれないが。人の限られた能力で予測を立てるよりデータを集めることで機械が予測してくれるというのはなかなかインパクトがあった。データサイエンティストといった職種が重宝される時代になりつつあるが、人口知能が発達していくと無用のものになるかもしれないぁと素人的には思えた。2019/01/24

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