１８号 フロネシス 食の新次元 - 飽和しない産業

著者名：小宮山宏編集顧問/三菱総合研究所

ダイヤモンド社（2018/07発売）

• ISBN：9784478104934

内容説明

増加する人口を支え、高齢化に対応し、社会に適切なコミュニケーションをもたらすための食の形はどのようなものだろうか。テクノロジーやサイエンスの進化、社会システムの変化によって閾値を超え、花が開きつつあるつつある食の新ビジネス。常識を超えた食による課題解決が巨大な成長市場を生み出そうとしている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[人工知能]

面白かった。これから世界の人口が増えていくなかで食料の不足はさらに深刻な問題になり、特に中国やインドが先進国の仲間入りをしてくる中でたんぱく質と脂質源の需要も増えてくる。一方で肉や魚の生産には穀物や場所が必要で非効率的な側面がある。そこで培養食肉、陸上養殖、昆虫の食用化などが挙げられている。どれもまだ現実的だとは言えないけど面白い。あとは日本食の発信という題材で、分子ガストロミーをベースにした日本食の発信や、新しい解凍技術を使った寿司の輸出の話題はこれまた面白かった。食は飽和しない産業。

2018/03/11

[しのジャッキー]

以下の記事を読み関心を持って手にした。培養肉・昆虫食などの先進的な取り組みから日本食・給食といったテーマまで幅広く紹介されていて視野が広がった。 https://www.mri.co.jp/opinion/mreview/special/201804.html

2019/02/10