ちくま文庫<br> ロボッチイヌ ──獅子文六短篇集 モダンボーイ篇

個数:1
紙書籍版価格
¥836
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
ロボッチイヌ ──獅子文六短篇集 モダンボーイ篇

  • 著者名:獅子文六【著】/千野帽子【編】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2018/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480435071

ファイル: /

内容説明

獅子文六の短篇小説は、生前多数発表され、長篇小説にも勝る魅力を持ちながらも、そのほとんどは読むことができなくなっていた。そんな貴重な作品群から編者監修のもと、“男性”が活躍する作品をコンセプトに編んだ作品集。当時の性に対する社会風刺ともいえる表題作「ロボッチイヌ」を筆頭に、ユーモアと人間味、鋭い批評性にも溢れたオリジナル編集の傑作短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shizuka

50
獅子さんの短編集。モダンボーイ編。全てがモダンボーイかというとちょっと違うがそこは深く考えない。兎に角軽快でテンポよくさくさく読める。ちょっと時間空いちゃったなという時に目についたお話から読むでも一向にかまわないと思う。さて表題「ロボッチイヌ」これ、かなり際どいタイトルwまさかアレのことを指しているとは。しかもアレをテーマにしているとは。人間、とどのつまり思うことは時代変われど同じ。ところどころに挟まるエッセイも力が抜けてて大変面白い。のだが、もしかしたら小説なのかもしれないと思うとムムム。文六マジック。2018/03/15

ヨーイチ

46
文六センセの短編集。かなりの人がバラエティにとんだ各編に意表をつかれたのではないか。異彩を放つのは「文六神曲編 」か。大病時の回顧と思いきや、神曲編に相応しいおぞましさ、不気味さは文六センセには珍しいテイスト。「カニババ」って言葉を初めて知った。辞書を当たると赤ん坊の最初のウンコの事らしいが、文六センセは最後のウンコって意味で使っている。ここら辺の事情が気になる。解説でも指摘しているが、文六センセは長生きしたので執筆年代を考慮しないと混乱したり誤読する可能性があり、短編ではその可能性が更に高まる。続く2018/08/06

ちょん

26
モダンボーイ達を集めた短編集。表紙が可愛くて読み始めたのですが、なかなかの年代物で驚き。ちょっとリアリティのある星新一みたいな感じ。はじめに載ってたお話の方が印象深いです。モダンガール版もあるみたいで、見つけたら読んでみたい✨2022/04/10

KI

24
男の偏屈な意地と幼気な妄想は馬鹿だから浪漫。2018/12/12

ねむ

19
モダンガール編「断髪女中」に続いてモダンボーイ編のこちらも読んでみた。自分が女だからなのか、断然モダンガール編のほうが好みだった。こちらのほうが掌編が多いイメージで、それぞれの作品世界はしっかりしているのだけど、一編ごとに時代設定や舞台が結構異なるので、あまり短い作品だと頭がついていく間がなかったような感じ。おバカ度はこちらがうわて、そのあたりはいかにも男子っぽいと言うべきか。2023/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12645928
  • ご注意事項

最近チェックした商品