内容説明
巨大な九重塔・法勝寺は、仏教発祥の星・閻浮提を代表する星寺にして最新鋭航行機能を備えた飛塔である。三十九光年離れた星の大仏の御開帳に向かうため、七名の宇宙僧を乗せ、四十九日の旅に出るが……飛行中の法勝寺を怪異現象が襲う。日経「星新一賞」と「創元SF短編賞」を連続受賞した新鋭が放つ、驚天動地の仏教スペースオペラ! 加藤直之によるカラー挿絵2点を収録。*本電子書籍は、『年刊日本SF傑作選 プロジェクト:シャーロック』(創元SF文庫版 2018年6月29日初版発行)に掲載の「天駆せよ法勝寺」のみを電子書籍化したものです。『年刊日本SF傑作選 プロジェクト:シャーロック』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はるを
67
🌟🌟🌟⭐️☆。(3.8点)このシリーズは4冊目かな。突出して良かったのはなかったけど、今までのシリーズの中では最後まで読みきれた作品が一番多かった。結果は12勝4敗。このシリーズを読む際には評価のハードルを下げる事とオチに期待しない事がコツ。2018/12/08
さつき
58
2017年に発表されたSF短編の傑作選。中にはまるで意味がわからない作品も1〜2作ありましたが、概ね面白かったです。『ルーシィ、月、星、太陽』はオーシャンクロニクルの最新作。またこのシリーズが読めて嬉しかったです。『山の同窓会』は不気味な雰囲気に惹かれました。古風な書簡体で書かれた『ホーリーアイアンメイデン』はミステリ寄り。2020年の東京に1944年の東京が重なってしまう『ディレイ・エフェクト』、仏教SF『天駆せよ法勝寺』も好きです。『天駆せよ〜』は是非アニメ化してほしい!絶対かっこいいと思います。2018/07/11
山田太郎
39
結構他の作品も読みたくなる作家さんが多くてあまりSF読んでないのでためになった。上田早夕里さんはなんだかあわなかった。昔の漢字4文字のタイトルの方が好きだったけどな。ひとつひとつはそう長くないけど、まとめて読むとけっこう時間かかった。2018/10/18
くさてる
37
傑作選の名にふさわしく、傑作揃いで楽しめました。初読の作家からベテラン作家まで、好みはあれど、みなそれぞれに雰囲気と個性があって面白いな!と読み進めていたのですが、彩瀬まる「山の同窓会」がすごかった。さめざめと泣いた。これは駄目だ。なんでわたしはこれまでこのひとを知らなかったんだ。こういう出会いがあるからアンソロジーはやめられない……。2018/10/13
阿部義彦
31
前年度のアンソロジー「行先は特異点」も面白かったけど今回もめっちゃ楽しめました。何よりも著者の年齢層が第一次SF世代(ex筒井康隆)からその下の世代(新井素子等)からさらに下って宮内裕介やほやほやの新人まで兎に角充実しています。中でも余りにエグく印象深かったのは「髪禍」ですね、チョット夢にまで見そうなえぐさでした。たまりませんわ!既に初出雑誌で読んでいた新井素子さんも宮内裕介さんも新たに再読しましたよ。やっぱりSFはどんなジャンルとも融合する凄い枠組みなんだなあと感嘆することしきりです。やめられません。2018/07/27




