内容説明
日本での地位を捨て、43歳でアメリカに渡り、世界で「トップドクター」「神の手を持つ男」として評価されてきた福島孝徳も76歳。いまだ現役で細密な脳外科手術をこなし続けている。なぜ彼は一線で戦い続けられるのか。そのモチベーションと活力はどこにあるのか。初めての自著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
92
福島先生のことはテレビで何度も放映されているので、知っている方も多いと思います。茂原に出来た記念病院を母体団体との診療の方向性の違いから撤退されたのは知りませんでした。3年ほど前、夫が片側顔面けいれんになり、地元病院から東京の病院を紹介され検査を受けに行きました。手術の日も決めましたがやはり耳の後ろをかなり切開する手術の恐怖から結局取りやめました。命には問題なく痛みの無い症状だけど脳神経だから失敗は怖い。この本を読んでやはり福島先生の鍵穴手術をして貰える病院にかかるべきだと思うし、夫にも読ませます。2018/03/08
akiᵕ̈*
2
TVで放映されると絶対見てしまう神の手!もぅ想像もつかない未知の世界の領域であり、この先生のバイタリティたるや!自由、変化への順応力の高さ、海外に縁があり、そして愛情深く、職人気質を持ち合わせた人となり。まさに天職だなぁと思わずにはいられない。そんな先生の頭の中や行動力の源が見てみたい!と思い読んでみたけど、それは初めの数ページで終わってしまい、あとは患者さんの声や、次世代の後継者先生たちから見た福島先生のお話が殆どで残念。初めの5ページにわたる脳外科に捧げたミッションとしての言葉からパワーが感じられる。2018/03/22