プラネット ウォーカー 無言で歩いて、アメリカ横断17年

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プラネット ウォーカー 無言で歩いて、アメリカ横断17年

  • ISBN:9784863130845

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内容説明

時速100キロで車を飛ばし、自由気ままな生活を送っていたジョン。が、ある日、サンフランシスコ湾の大規模な原油流出事故を目撃し生活を一変。車を捨て、徒歩の生活を始める。いぶかる周囲と言い争わないため、口を完全に閉ざした彼。そして西海岸から徒歩で東海岸に住む家族の元へと、数千キロに及ぶ旅を始める。
米大陸をだまって徒歩で横断しながら人々と出会い、環境学を修め、国連の親善大使にまでなった、17年の旅路をたどる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こたつ

1
1971年にサンフランシスコ湾で起きた原油流出事故をきっかけに車を乗るのをやめ、その後17年間、無言でアメリカを徒歩横断した男性の話です。徒歩で横断した事も凄いのだけれど、17年間無言でいた事に、より驚きを感じました。沈黙の理由を「口をきかなければ、嘘をつかずにすむ」と書いていて、その言葉が強く印象に残りました。2017/01/31

seitr

1
アメリカ人なのに車に乗らないと誓って、その理由を説明するのが面倒だから口をきかないことに決めて、西海岸から東海岸まで歩いてアメリカ大陸横断することにして、しゃべらないまま途中で大学院に入って修士になって、さらに無言のまま歩いて、違う大学で博士号をとって、さらに歩いて、7年かけて東海岸の両親のところまでたどりつき‥‥、というその生き方に、呆然。アメリカって、変であることには寛容だと思う。あちこちに出てくる短詩は、俳句なのかな?2010/08/10

自然堂

1
原油流出事故を機に著者が始めた自己や自然に対する思索は面白かったが、本格的に沈黙の巡礼を始めた後は語彙が少ないせいか、どこに行っても似た様な描写で自然や立ち寄ったカフェを淡々と書き綴るだけで、中身はほぼ0に等しい。面白いのは冒頭と旅を終えて再び口をきき始めた後だけなので旅の部分(ほぼ全編)はすっ飛ばしていいと思うw著者が作中父親から「真っ当に生きろ」と散々言われていて、やはり将来とか考えたらこういう活動はやってらんないよなぁ、と思った。こういう人達が精霊だ、なんだと言い出すのもそういう事なんだろうw2010/06/14

ちえぞー

0
地名やらの固有名詞が多く、読了するのは長い道のりであった…。訳文もうちょっと工夫がほしかった。2011/11/14

とんぼ

0
原油流出事故をきっかけに、車に乗ることを止めて、アメリカ大陸を歩き続けること、しかも話すことを止める。環境問題を自分自身で真摯に受け止め、啓蒙していくような形になり、旅を続ける。作者が追求していることが読者に伝わるかは微妙。記載していることはたわいもない事柄で長編となっているが、内容がない割には飽きがこない。2018/07/01

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