内容説明
婚約者の中原が自宅マンションから飛び降り自殺した。傷心の井岡あや子は、中原が死の直前に乗車した「のと恋路号」に乗り、恋路駅のノートに中原が書いた文章を見つける。そこには「なぜ、今になって、私の前に、現れたのだ！ Ｋ・Ｔよ」と書かれていた。Ｋ・Ｔとは誰なのか？ しかし、数時間後にその頁は何者かに破り取られてしまう。さらにあや子を尾行していた刑事が消息を絶ち、中原が泊まった旅館の従業員が絞殺される。そして十津川の捜査には上からの圧力が……。初期の十津川警部名推理が新装・改版で登場！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
6
２０１８年 ５月２５日 発行 改版 初版 旧版で読み済み2018/06/08
けろ
1
会話が多いのと、恋愛、殺人というわかりやすい内容だったので、とても読みやすかったです。 前半はよくある恋愛関係のもつれが事件解決の手がかりとなるのだと思い込んでいましたが、後半ではまったく予想していなかった展開で事実が明らかになります。それでいて恋愛要素も欠かしておらず、読みやすくも読み応えのある作品でした。2019/03/16
