内容説明
2017年秋の解散・総選挙を機に政局は大きく動いた。最大野党の民進党は右往左往の果てに離合集散のドタバタ劇を展開し、まっとうな政策論争もできないまま「モリカケ」「文書改ざん」「日報」で政権の足を引っ張ることしかできず、防戦一方の与党も肝心の憲法論議に踏み出せない。そんなアホばかな政治状況を打破せんがために、足立康史議員が再び筆鋒鋭く正論を放つ。6度目の懲罰動議を提出されてもまったくメゲない代議士の本音政策エンタテインメント。政界騒然の前著『永田町アホばか列伝』に続くパワー倍増の第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
13
足立康史2018年発行著書。大学は京大工学部と同大工学研究科修士、更に通産省入省し21年勤めて2012年衆議院議員に当選で凄いと思ってしまうのだが、本の内容特に政策に関する記述は浅く物足りない印象。まあ朝日新聞はモリカケ問題で捏造に近い報道をしていると真っ向から喧嘩しているのは評価したいところなのだが。もしかして中央官庁は人材の育成機関として民間企業よりずっと落ちるのかと思ってしまった。彼が主張する憲法改定と減税と教育無償化のみで日本国が今より良くなるとはとても思えないのだ。維新という環境もダメなのかな。2025/05/29
やす
8
一気読み。前作よりは政策提言のページが多いのがよかった。とにかく頑張れ足立議員。2018/09/27
トラ
7
懲罰動議とか色んなことについては「そうかもしれない」と同意しました。ただ、経済政策については「え?」と思うところも多かったです。「消費税減税」を訴えるのは同意できますが、そこから道州制にいき、そして「負の所得税」を提唱する……。結局、新自由主義に少しの財政政策を混ぜたものにしか見えなかったです。「アホばか」という言い方や「足立くん」という書き方は最後まで慣れませんでしたが、著者が不満を持っている国会議員については「たしかに」と思うところもありました。2018/09/17
あっちゃん
7
枝野議員の話。やっぱり私の記憶違いではなったのですね。でもなんで枝野議員は突然、「そんな事言っていない」と言い出したのだろう。そこが知りたい。ただ平気で嘘をつく人が、総理を批判できる立場にあるのだろうか?あそこまで行くと、ただのイチャモンとしか思えない。続けて政治ネタを読んだせいか、さすがにお腹がいっぱい。2018/08/03
terry
3
維新の足立さん、僕は好きである。議会の慣習にとらわれず懲罰ばっかし喰らっているが、言っていることはまともである。でもどうやら議会内では参院の和田さんを除いて友達はいないようだ。本人も夜な夜な飯をおごっておごられての仲間づくりはやりたくないとの事。しかし政治を動かすにはやはり一人で暴れまわるのではなく、志を共にした同志作りにも汗を流してほしい。2018/11/19