内容説明
黒ひげ、キッド、モーガン、ドレークなど、伝説の「海賊」。文学、映画、アニメに影響を与えた偶像の「海賊」。現代のカルチャーに垣間見る、現象としての「海賊」。博覧強記の著者による、中世から現代までに及ぶ海賊の全史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
13
図書館本。<海があり、船があれば海賊がいた。>古代ギリシア(トロイ戦争のきっかけは海賊の掠奪だったそうな)から始まり、ヴァイキング、バッカニア、キャプテン・キッドなど、海賊の歴史について書いています。有名どころの海賊については、他の本で既に読んでいることが多かったのですが(ただし、こちらの本の方が刊行が先。自分の読む順番のせいなのですが)「Ⅳ 現代の海賊文化 情報の海の海賊」で、「海賊版―複製文化の掠奪」(続く2024/10/06
yooou
3
☆☆☆☆★ さらっと書いてますが海賊の歴史をあちらこちらからかき集めて再構成している大変な労作。文化史の切り口はなかなか斬新でしたが史実の方が充実しすぎてとってつけた感がでちゃいましたかね。2018/06/03
mob
0
改宗者や逃亡者が集まった海賊ユートピアに何か文化の華でも咲いたかと期待したがそういうのは無し。文化は当事者のものではなく、海賊画など後世の話でオマケ程度。 海賊の歴史については非常に網羅的で幅広いが、そのために海賊や寄港地の日常などを掘り下げる余裕がない。「世界の海賊たち」くらいの印象。2020/11/03
ナオ
0
◎2018/07/28