朝日文庫 死なせない屋

著者名：七尾与史【著者】

朝日新聞出版（2018/06発売）

• ISBN：9784022648778

内容説明

『ドS刑事』『バリ３探偵圏内ちゃん』の著者の最新ミステリー。医師国家試験４浪中の良太は、謎の美女・神楽にスカウトされる。神楽は、三軒茶屋で、あらゆる手段で依頼者の命をまもる「死なせない屋」を営んでいた。それは怪しさと危険度満点の仕事で……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[★グラスハート★]

2.0　依頼人を死なせないことを生業にしている神楽。医師免許国家試験4浪の良太がバイトに誘われ、３編の短編が収録されている。個人的には最初に「ヨンロー」みたいな作品が続いて欲しかったかな。

2020/01/18

[yukision]

依頼人の命を守る，死なせない屋「ネバーダイ」に医師免許に何度も落ちたヨンローがスカウトされるが，博愛的なイメージとは程遠い出だしでびっくり。その後も思ってたのとやや違う感はあったが，サクサク読みやすく，それなりに楽しめた。

2022/10/06

[カメ吉]

自分の好きな七尾作品に戻った感じがした作品でした。『死亡フラグ』や『ドＳ刑事』シリーズのようなちょっとイカレた感のある作品でした。面白かった。 話の展開は「んなアホな～」って箇所もあったけど何やかんやで引き込まれた毒の効いた作品。 久々に自分が思う七尾作品を読んだ気がしました。満足。

2018/08/29

[あつぼう]

七尾さんの作品にはいつも楽しませてもらってるけど、この作品はタイトルで期待したけど内容はイマイチ楽しめなかったです。死なせない屋は依頼人の命を守り抜き絶対に死なせない職業。帯に殺し屋からも守ってみせると書いてあるから、もっとハードな展開を読みたかった。終始ユルユル感がありハラハラしなかったのが残念。キャラも今までに較べて弱かったなぁ。しかし七尾さんのファンなら嬉しいサプライズが。他の作品の小ネタが出てきますよ。

2020/07/03

[M]

タイトルや着眼点のインパクトとユニークさについ興味を惹かれたが、内容は終始ボヤーンとして、なんだか期待した分つまらなくて遅々としてページが進まず。キャラも薄いし眠たかった。

2020/03/28