内容説明
師匠から見た弟子・藤井聡太の「学び方」とは!! 将棋盤を抱きかかえて号泣していた子どもは、中学生でプロ棋士になった。「将棋に関しては、師匠に自由に反論していい」と言う著者は、いかにして弟子・藤井聡太を導いたのか。内容例を挙げると、 ◎七割以上を目指すには、自分で考えなければならない ◎悔しさが才能を伸ばすエネルギーになる ◎対局の機会の少なさが集中力を鍛える ◎コンピュータが選ばない勝負手を指す ◎学ぶ側には信念、指導者には柔軟性 等々。「思考力」「集中力」「忍耐力」「想像力」「自立心」「平常心」……将棋に強くなるために要するこれらはすべて、私たちが人生をより豊かに生きていくうえで必要な学びである。本書では、藤井聡太という才能、兄弟弟子との交流、師弟関係の源流ともいえる、著者・杉本昌隆の師匠・板谷進との師弟関係から、「真に学ぶこと」とは何かを明らかにする。「2018年新年の師弟杉本昌隆+藤井聡太」を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
69
ほう、あの藤井六段の師匠が書いた本なら、さぞかし凄い教育法が書いてあるのだろう……そう考えて手に取ると、良い意味で裏切られる。書かれているのは、師匠というより、近くで見守る年上のおじさんに近い感覚であり、藤井六段への深い信頼と敬意である。それでいてきっちり教育論と人生論にもなっており、読み甲斐がある。将棋のあの盤上で繰り広げられているのは、人生の交流。それを肩肘張らないスタイルで論じている杉本七段の元には、これからも弟子入りを志願する若い棋士が集うに違いない。 2018/03/15
kanki
22
師匠も弟子から学ぶ。ひたむきさ、情熱、闘志、負けず嫌い。将棋好きには面白かった2022/02/12
kokada_jnet
22
師匠・杉本昌隆が藤井君について、おもに語る本。杉本七段の棋士してのこだわりぶりに、漢を感じた。将棋をわからない読書もよめる「ビジネス書・成功者本」の形態をとっているが。将棋好き人間の好物になるべき一冊。2018/04/12
レコバ
20
タイトルにもある通り多くの人が藤井の名前で手にとる本だし、私もその口だったのだけれど、杉本昌隆の魅力がいっぱい詰まった本だった。2019/04/14
緋莢
13
図書館本。2018年刊行。「杉本さんも、そろそろ名刺に『藤井聡太の師匠』って入れたらどうですか?」と 谷川九段に言われたこともあるという著者(将棋会館でタイトル戦の主催者とあいさつを交わした際、著者が藤井聡太の師匠とわかった途端、相手の態度が変わった時の出来事)。著者が〝藤井聡太”について書いた最初の本。藤井聡太が幼い頃、負けて号泣していたというのは知っていましたが、<次の手合いが決まると、 もうケロッとしています(続く2024/06/17
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