恐怖の口が目女

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恐怖の口が目女

  • 著者名:崇山祟【著】
  • 価格 ¥1,527(本体¥1,389)
  • リイド社(2018/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845851935

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内容説明

無料webマンガサイト『リイドカフェ』の人気企画『劇画狼のエクストリームマンガ学園』で反響を得た『童貞兵器』の崇山祟が、インターネットの片隅で紡いだ8章に渡る長編作品『恐怖の口が目女』。ヴィンテージコミックのコレクターや漫画マニアの間で傑作と評される本作品が全ページ再スキャン&デジタルリマスターの完全版として刊行。巻末には崇山が漫画を描くに至るのに、多大なる影響を与えた天久聖一との対談と、本当に怖いおまけ漫画8ページを収録。懐かしくも新しいニューウェーブ怪談!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

17
ネットで途中まで掲載されていたのを、以前読んでいたことを思い出す。今回、書籍で改めてそして最後まで読むことができて本当に良かった。まっとうなほど読みやすくかつ独特の味わいを堪能しながら楽しめる。貸本漫画と90年代のギャグ漫画がうまくマッチングされていて、この二つのジャンルへの現代解釈的な批評の視点も感じる。さらに諸星大二郎的な民俗学テイストや、アクション/SF映画の要素も加わり、後半は作風が変化するのも面白い。2018/07/18

袖崎いたる

8
とんでもねぇ展開(笑) 都度都度展開を探していってるドライブ感がすごい。2022/04/02

あけぼ乃

4
平成最後の夏をこれ以上ない輝きで飾る本。 冒頭からはじまる美少女の必要以上の暴力に対して多少引いたものの、小さな目撃証言から壮大に広がっていく世界と展開は一気にページをめくらせる魔力を持っています。エンディングでは妙に目頭が熱くなってしまいました。 ホラーとSFと美少女と熱いドラマがてんこもりなので表紙にひるまず多くの方に読んでもらえたらいいなと思います。 中身は二色刷りなのですが、赤だったり青だったりとこういう二色刷りの発想があるセンスに脱帽。 読み終わったらもう一巡、最初から読み返したくなる作品です。2018/07/07

ドント

3
これだ!! ネットにコツコツと無料で描き継がれ完結した奇ッ怪マンガが、平成最後の夏に奇跡の単行本化。スクープを狙う新聞部部長・美空すずめと部員の吉永百合子。百合子が目撃したという「口が目女」を見つけに町へ繰り出したと思ったら、誰も予想だにしない、全く信じられないレベルで大風呂敷が広がっていく。作者すら「5ページ先がどうなるかわからない」(巻末対談)と語るライブ感が凄絶なほど快い。ただただ、しかし強固に確実に面白い。単なる古風なホラーだと思ったら大間違いだ。あなたを全力でぶん回す、今年最強のマンガの一つ。2018/06/30

fukafkacraft

2
リイド社ならではの昭和ホラー漫画の衣鉢を継ぐ不条理、テキトー、シュールな脱力漫画。ホラーは素材だけで、良い意味で低俗なギャグ漫画。高学歴の人に見つかったら「バカじゃないの」と蔑まされること間違いなしのアホらしさ。徹底的にレトロにこだわった雰囲気は唐沢俊一が大推薦しそうなテイストだが、このノリをZ世代が理解できるのだろうか?ストーリーや構成ははちゃめちゃなのだが、ユル可愛い小技は最近のイラストレーター的センスもあって楽しめる。途中でインク色が変わるのだが、この色使いも懐かしい。2023/02/05

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