ちくま文庫<br> 吉行淳之介ベスト・エッセイ

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ちくま文庫
吉行淳之介ベスト・エッセイ

  • ISBN:9784480434982

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内容説明

文学を必要とするのはどんな人か? 紳士の条件はロクロ首になること? 腹が立っても爆発寸前になったときにおもい浮かべる言葉とは? 多くの作家、編集者に愛され、座談の名手としても知られた人生の達人が、戦争や赤線時代の回想から、創作の秘密、性と恋愛、酒の飲み方、四畳半襖の下張「裁判」の法廷私記まで、「水のような」文章で綴ったエッセイ集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

58
かなりの割合で既読のはずの文章が含まれているが、それでも面白く読んだ。まさに吉行エッセイの選りすぐり版、このかたがどんな作家なのかだいたいわかるため入門にはちょうどいい。新たな読者が生まれることを願う。2018/02/22

20
面白かったです。吉行淳之介は初めて読みましたが、文章が軽くて明るくてするする読めました。時代の違いがあるので風俗や考え方は昔だなぁと思うところもあるのですが、今でもはっとするところもありました。「生きているのに、汚れていないつもりならば、それは鈍感である」、これはしみじみします。作家さんたちとの思い出も面白かったです。苛々することがあっても、これからは「気に入らぬ風もあろうに柳かな」と唱えればなんだか落ち着いていられそうです。2019/05/04

阿部義彦

19
吉行淳之介さんは余り馴染みが無かったので、良い入門になりました。色川武大さんや有名になる前の澁澤龍彦さんなど私の好きな作家とも幅広く付き合って、洒脱でスマートな人だなあといった印象。美学のある大人です。小説も機会があったら読んでみたいです。2018/03/15

ライム

6
ベスト編集の中でやっぱり文学について論じているところが印象に残った。著者のような才能のある人でも、若い頃は取柄が無いと感じ劣等感と自己嫌悪に責められていたとは驚きだ。文章が下手と言いながら褒めてくれる人の存在で書くようになり、偶然が重なって作家になったとは意外な気がする。なぜ書き始めたのか→世の中に受け容れられない自分の感受性や感覚に場所を与えたい…というのも面白い。読者は富士山の形をしていて、裾野も頂上も満足させたいとの営業方針も興味深い。 2026/08/11

ハマー

2
女の選び方 ここだけ見ると何とも男尊女卑的に見える。しかし、内容は、女性の方が何枚も上手で、勝ち目がないから人生経験を積んでから対等の地位に立って伴侶などを選びなさいという事である。筆者曰く、20代の男女を比べてみると、10歳ぐらいの差で男性の方が未熟だそうだ。男性が歳を取れば当然女性も歳を取るから、この差は一向に埋まらなそうである。そこで、男性は10歳年下の女性と交際すれば良いそうである。同年代が好きな私は何とか急成長を遂げねばなるまい。興味津々で読んでしまったから、頭に入る入る。ちょっと恥ずかしい。

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